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―専門学校を卒業後の仕事は?
Taka:尼崎にあるライブハウスで働いていたのですが、本当にいろんな仕事をしました。バーテンダー、アーティストとのスケジュール調整をするブッキングの仕事、チケットの発券、照明、ステージの手伝い…。全て裏方の仕事です。インディーズのCD制作にも参加しましたよ。ライブハウスで働いていると、とにかくいろんなバンドの演奏が聴けるので、耳が肥えるんですよ。働いていた約1年半の間に、千以上のバンドを見たんじゃないかな。
―好きなミュージシャンは?
Taka:最も影響を受けたのは、自信の音楽の方向性を見失っていたときに知ったThe String Cheese Incidentというアメリカはコロラド州出身のバンドです。彼らはジャム・バンドといって、原曲にとらわれない自由な演奏を行うバンド、つまり、ジャンルは関係ないんです。そのスタイルはバンドによって様々ですが、僕には彼らのスタイルが1番しっくりくるというか。でも彼らの音楽は、人によって好き嫌いが分かれるでしょうね。なんせ、20分以上の曲もありますから(笑)。
―カナダで1番印象に残っているライブは?
Taka:サンシャインコーストの森の中で行われたBonfire Music Festivalですね。これは、8月16〜19日に行われたインディーズバンドのための音楽フェスティバルなんですが、期間中はずっと雨だったため、地面はぬかるみだらけで観客も泥だらけ。でも、いざステージが始まると、観客が一斉にザーッと森の中から出てきて…。それを見て、ただただ感動しました。
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―その時のことを詳しく教えてください
Taka:コンサートの様子はサンシャインコーストの地方紙『Coast Reporter』に掲載され、ラジオ放送もされたんですよ。こちらの観客は反応がストレートで分かりやすいので、それもまた楽しい。また、参加した日本人が僕1人だけだったという事実も嬉しくて。Baked Potatoのメンバーでなかったら、絶対こんなフェスティバルに参加することなんてなかったでしょうから。当時の僕はサンシャインコーストがどこなのか、どうやって行くのかもわからなくて「そこに行くのにパスポートはいる?」と、メンバーに聞いてしまいました(笑)。
―カナダにいるうちにやってみたいことは?
Taka:ユーコン準州に行きたいですね。というのも、野田知佑さんの『ユーコン漂流』という本が大好きなんです。これは、野田さんがカナダからアラスカのベーリング海までのユーコン川3千kmの旅を1人カヌーで下った様子を描いたもので、これを読んでカナダへの興味がさらに増したと言っても過言ではないですね。
―最後に、Takaさんにとって音楽とは?
Taka:“生き方”ですかね。誰かに「君はどういう生き方をしてきたのか?」と問われたら、僕は「音楽」と答えると思います。そして、それを教えてくれた早川先生に、本当に感謝しています。
聞き手・出口 範子 |