ツナママ日記

留学生のワークビザ

 

留学生のワークビザは今までは最高1年(バンクーバー市)であったが、今年4月21日に改正され、最長3年まで留学生が働けるチャンスが広がった。

留学生のワークビザの種類

@HRSDCの承認が免除されるビザ
◆Working on Campus  (キャンパス内のみ働ける)
◆Working off Campus  (キャンパス外でも働ける)
◆Co-op and Internship Program (自分が学校に通っ
た期間の50%までの期間で働ける)
◆Post-graduation Work Permits (卒業後のワークビ
ザ。4月21日に新しいルールができた)
◆Open Work Permits for Spouse / Common-low    
Partner(学生の配偶者のためのもの)

AHRSDC承認がいるビザ
◆Regular Work Permit for Everyone(その他の留学生
はこのカテゴリーで申請)

今回注目すべきは、Post-Graduation Work Permits。今までは雇用主を探して、学生が学習した分野の職種に限り最高1年間(バンクーバー市)のビザが下りていたのだが、新ルールでは雇用主がいなくても、学生が公立または政府が定めた学校に8ヵ月以上在籍していれば、ワークビザを申請できる。この場合、職種も問われない。また2年以上在籍した学生に対しては最高3年のオープンワークパミットが下りる。4月21日以前に1年のワークパーミットをすでに取得している人は、さらに延長の申請ができる。

モデルケース
以下の場合、ワークビザの申請はどのようになるのだろうか?
職歴が無くても
Aさん 20歳 ワーホリ

 女性大学を休学して渡加したAさん。職歴はアルバイトで2年間ウエイトレスをしていただけ。現在はワーホリビザで半年、バンクーバーのレストランに務めている。ビザの延長を考えている。

この場合はE-LMOのフードサーバーを利用。最長2年のワークビザの延長ができる。職歴がなくてもワークビザ申請が可能!

観光ビザでも
B君 32歳 観光ビザ

 男性高校を卒業後は、居酒屋で3年間、バーテンダー2年間のアルバイト後、コンビニエンスストアに就職して2年で退職し渡加。スノーボードのインストラクターの資格あり。カナダ移住を考えている。

E-LMOのFood and Beverage ServersかSki and Snowboard Instructorsでワークビザを申請し9ヵ月働いた後に、Food and Beverage ServersでPNPのEntry Level and Semi- Skilled Pilot Projectを利用して永住権を申請。ワークビザ申請から約2年で永住権が取得できる。観光ビザでも申請可能だ!

キャリアが
あれば

Cさん 28歳 ワーホリ

 女性大学を卒業後、コンピューターの会社で3年間システムオペレーター。関連会社で事務職2年。退職後フリーターで事務職2年勤務。ワーホリビザで現在はアパレル関係の店で働いている。もう少しカナダに残りたいと考えていて、できるなら、将来、移住もしたい。

コンピューターのレベル次第では、LMOでワークビザ申請が可能だが、E-LMOのRetail Salespersons and Sales Clerks(店員)、Food and Beverage Serversでも申請が可能。その後永住を考えるのなら、PNPのEntry Level and Semi- Skilled Pilot ProjectでFood and Beverage Serversで申請を行えば、永住へより早く近づける。

留学生なら
さらに
Dさん 22歳  学生 

男性カナダの私立のESLを経て、カナダの公立短大でデザインを2年学ぶ。。日本では、アルバイトで居酒屋経験1年間あり。カナダでキャリアを積みたいと思っている。

Post-graduation Work Permits を取得した後、デザインの仕事を見つけて1年間働く。その後BCPNP申請も可能だ。デザイン関係の職を見つけられなくても、カフェやレストランなどで働き、その後Entry Level and Semi- Skilled Pilot ProjectでBCPNPを申請することも可能。デザイン職のキャリアを考えるなら、雇用主探しはマストだ!


取材協力:ABICカナダ政府公認移民事務所/岡田 もえさん 
Specht & Pryer 法律事務所/佐久間 梨奈さん

ワークビザで働いた後、もっとカナダに住んでみたい人には、カナダへの永住の道もある。つまり、カナダの永住権を申請することができる。永住権と市民権の異なるところは、永住権には選挙権がない、公的機関への就職ができないということ。永住権を獲得しても国籍は申請者の出生国となる。個人移民をする場合は、移住申請に必要な条件を点数で表し、その合計点の67点をクリアしなければならないが、今年に入ってBCPNPに新しいプログラムが設けられ、永住の道も近くなった。

BCPNP(BCProvincial Nominee Program)

BCPNPとは、BC州に貢献できると判断された人に対する永住権の申請プログラムである。マネージャークラスやエンジニアなど特殊技能者、特にBC州政府が雇用の必要があると認めた人に対して発給される永住ビザ。しかし、今年2月に、2010年の冬季オリンピックに向けて必要な人材確保のために2年間の暫定処置として、BCPNPのEntry Level and Semi- Skilled Pilot Projectが加わり、今までハードルが高かったBCPNPにも表2の職種が加わり、移民申請の幅が広がった。

BCPNPの種類
◆ Skilled Worker(マネージャー、スーパーバイザー、テクニ
シャンなどの特殊技能者)
◆ Designated Health Professionals (看護師などの医療関係者)
◆ International Graduates (留学生、BC州の大学、短大を卒
業した人)
◆Entry Level and Semi- Skilled Pilot Project 
(表2参照2010年までの特別プログラムで、指定された職 業の人のみ申請できる新プログラム。あまり技能がいらない 職種での申請)

Entry Level and Semi- Skilled Pilot Projectでは、1.5年〜2年かかるともいわれる個人移民の申請からビザ取得までの期間は、約6ヵ月〜8ヵ月まで短縮できる。


表2 BCPNP(ELSS)に加わった主な職種



 
 


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