ツナママ日記

1 レンタカーの借り方賢い中古車の買い方 2 病院の行き方と保険について
3 避妊と性病について 4 どこまで知っている?“薬”と“ドラッグ”
5 カナダ出入国の税関とビザの手続き 6 お金にまつわる情報
7 BC州の労働基準法 8 快適に暮らそうバンクーバー ホームステイ編
9 快適に暮らそうバンクーバー アパート編 10 冷静な判断が大事 犯罪編
どこまで知っている?“薬”と“ドラッグ”
薬の種類について カナダのマリファナ/ドラッグ事情
 

ドラッグストアやスーパーのpharmacyコーナーで売られている市販薬だが、あまりにも種類が多い上、聞き慣れない英語名に「どれが何の薬なの!?」と、お手上げ状態の人も多いという噂。今回はまず、よく利用される市販薬をご紹介。

かぜ薬
お世話になる回数はダントツ!


●錠剤・カプセルタイプ
どんな症状でどのくらいひどいのかによって選択肢が異なってくる。SINUS(鼻腔)と書いてあれば鼻詰まりや鼻水がひどい場合、COUGH(咳)と書いてあれば咳がひどい場合など。知っておくと便利なのは、NON DROWSYと書いてあるものは、眠くならないタイプだということ。また、効き目が強いEXTRA STRENGTHや、昼用(DAYTIME)と、効果持続時間の長い夜間用(NIGHTTIME)の2種類があるタイプもある。
〈主な錠剤・カプセルタイプ〉
Buckley's Cough, Cold & Flu, Advil Cold & Sinus, Tylenol Cough, Vicks Cold & Flu

●ホットドリンクタイプ
粉末をお湯に溶かして飲むドリンクタイプ。比較的おいしく飲みやすいが、実は薬だ。ひき始めに飲むと効果的。
それぞれ熱や喉の痛み、咳など、効用が微妙に異なるので、フレーバーで決めずにパッケージを読もう。
〈主なドリンクタイプ〉
Neo Citronシリーズ

●シロップタイプ
喉の炎症や、咳の症状にはシロップがオススメ。かぜに対する効能が注目を浴びている北米のハーブ、アカネシア(Echinacea)などが配合されているタイプもある。
〈主なシロップタイプ〉
Benylin, Robitussin Chest Congestion, Robitussin, Nin Jion Herbal Cough Syrup

胃腸薬あれこれ
 胃腸薬は日本から持参したという人が多いかもしれないが、忘れた人は以下を参考に。
−胸やけ(Heartburn)
Pepcid acid controller, Rolaids, Eno, Tumsなど
−下痢(Diarrhea)止め
Imodium, Probiataなど
−便秘 (Constipation)薬
Dulcolax, Mineral Oil, Glycerinなど

頭痛や発熱に備えて
−鎮痛・解熱剤

代表的な鎮痛・解熱剤には、Aspirin、Tylenol、Motrinなどがある。同じブランドでも、カプセル(Capsule)か錠剤(Tablet)、Regular StrengthかExtra Strengthの違いがある。関節炎や頭痛専用のものもあるので確認を。

ケガをした時には
− FIRST AID系のお薬

消毒液には、Isopropyl Rubbing AlcoholやHydrogen Peroxide USPと呼ばれる商品がある。消毒(Antiseptic)という言葉を覚えておくと便利。また、切り傷などに塗る軟膏の代表的なものには、Polysporinと呼ばれる殺菌作用のある商品がある。ちなみに、軟膏は英語でOintment。

ちょっといい情報! その1
正露丸を購入できるお店がバンクーバーにもある!
T&T Supermarket Chinatown Store
(179 Keefer Place)

ちょっといい情報! その2
精神的に負担のかかるPMS(月経前症候群)対策には、PAMPRIN PMS Relief、MIDOL PMS Symptoms、TYLENOL Menstrualなどがあるのでお試しを。



マリファナ
 ここでは興味ばかりが先行しがちなこの話題を、ニュートラルな視点から捉えてみることにしよう。

マリファナってどんなもの?
 マリファナ(日本名は大麻または麻)は原生する植物で、葉は7枚、楓を少しシャープにしたような形をしている。一般に喫煙用として出回っているのは、タバコのように葉の部分を乾燥させたもので、ウィード、ドープなどの別称でも呼ばれる。
 日本での歴史は古く、縄文時代から糸や縄の素材として重宝されていた。しかし、日本が米国の占領下だった1948年に、外部からの圧力により違法となり現在に至る。
 日本人に馴染みの深い七味唐辛子の原材料の中に、「Hemp Seed(マリファナの種)」と記されていることに気が付いていた読者はどれくらいいるだろう?

カナダのマリファナ規制
 マリファナの医療使用は2001年にすでに合法化されたが、一般人に対するマリファナ規制はなかなか進展しなかった。しかし、ようやく2003年6月1日よりマリファナ法が改正され、マリファナ所持で捕まってもレコード(犯罪記録)が残らないようになった。個人の喫煙は、法律上は違法ということになっているが、事実と社会の現実は違うというのが現状だ。
 今回の法律改正により、いよいよ近い将来、オランダやベルギーと並び、個人のマリファナ喫煙も解放されるのではないかという意見も多い。またBC州は、マリファナの産地として有名で、それによる経済効果は年間40億ドルにも上ると言われ、近い将来マリファナ産業がさらに開放されれば、雇用などの上でも大きな効果があるのではという声も多いという。

マリファナの作用
 疲労や不安を軽減し、リラックス状態をもたらす。人を楽しい気分にさせ、よく笑うようになる。いつもならば気になるようなことが気にならなくなる。一時的に食欲が増すことも多く、それによる体重増加が見られる人も。一回の使用での持続時間は数時間で、効果終了後の後遺症は報告されていない。初めての喫煙の場合、これらの現象が全く起きないケースも多い。マリファナ喫煙による死亡は、現在までに報告されていない。タバコなどに見られる身体的依存症はないが、大量の喫煙の習慣による精神的依存症になる人がいる。体質が合わずに不安発作を引き起こす人もいる。

マリファナを医学的に考える
 マリファナもタバコ同様に大量に吸うことで、肺ガンを始めとする病気への影響が出てくる。しかし、多発性硬化症、エイズ、ガン、てんかんなどへの治療薬としての効果も期待されている。近年ではラット実験による脳腫瘍への効果も報告されているという。

 マリファナに対しては、ポジティブな考えが多いカナダだが、カナダでは現在、所持が犯罪記録に残らなくても、喫煙は違法であることには間違いない。体への影響も含めて喫煙にはリスクが伴うことを覚えておこう。

その他のドラッグ
●コカイン
コカインは南米原産のコカの葉から抽出された薬物。一回の使用での持続時間は約30分。体内に吸収されると精神的にハイな状態になる。コカインは身体的依存が強く、薬の効果が切れると不眠、憔悴感、鬱などの精神症状や、意味不明なことを話したり、歩き回るなどの症状が現れる。それらを抑えるために使用を繰り返し、次第に身体的依存症(薬なしでは生活ができない状態)へと移行する。依存症が進むと精神錯乱、幻覚、蟻走感(小さな虫が体中を走るような感覚)が起こり、皮膚が裂けるまで掻きむしるなどの症状が現れる。コカインが原因の心臓発作や呼吸困難による死亡も多く、非常に危険なドラッグ。
●クラック
コカインと重曹を科学的に反応させて作る薬物。通常のコカインよりも即効性、効果が共に強く、使用後十秒程度で効果が現れる。持続時間は5分〜20分で、コカインと同じような後遺症が現れる。短期間の使用でも依存性が強い危険なドラッグ。
●覚せい剤
カプセルで服用したり、さらに強い効果を求める場合には注射を施す。瞬時に快感を覚えるため、別名を“Speed”ともいう。効果はハイな精神状態、宙を飛んでいるような感覚など。後遺症として動悸、不安、不眠、拒食症、心臓発作などがあり、これらが原因で病気を患うケースも多い。密造される覚せい剤の多くは、医薬品であるアンフェタミン系薬物と他の物質(殺虫剤など)との混合物で、行き着く先は破滅しかない危険なドラッグ。
●ヘロイン
モルヒネを化学加工したもの。強烈な鎮痛剤で、使用により人をダウン(強いリラックス状態)させるが、身体的依存性が高い。依存症になると痙攣、不安感、血圧の低下などが起こり、大量の摂取によるショック死を招くケースもある。

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