Denman St. の『Kingyo』と言えば、バンクーバーでは老舗の居酒屋として有名だ。4年ほど前、ビーガンのメニューはなかったが、お客様の要望に応えるように増えていったベジメニューは独創的で、日本の居酒屋とは思えないほど充実している。
まずお勧めは、揚高野豆腐丼($8.80)。豆腐を凍らせて作った揚げ高野豆腐は、ライトな鶏の唐揚げのようで、誰もが満足できる味。
ただしこれだけではない。ご飯の上には、自家製キノコソースや海苔のソースがいいアクセントとなっているし、野菜ミックスサラダも丼にのっているのだ。1 つのおかずがのっただけでは飽きてしまうという発想から生まれたこの1 品。
日本人的な繊細さがふんだんに活かされている。
石焼稲荷丼($9.20) もお忘れなく。しっかり味がついた稲荷揚げに、アボカドやアーモンドがのった石焼ビビンバ風のユニークな丼。
甘味噌ソースの濃厚な甘みが稲荷と絶妙なハーモニーを織りなしている。玉ネギ、人参をペースト状にした手作りドレッシングのサラダがつくのも大きなポイント。
おこげを作ってしっかり混ぜて、後は楽しむだけだ。
毎月のランチスペシャルも充実している『Kingyo』は、いつ行ってもドッキリ感が得られるスペシャルな居酒屋。
インターナショナルな友だちを連れて行くにはもってこいの場所だ。