2017年カナダ建国「150周年記念」硬貨
2017年はカナダの建国150周年になります。カナダが建国された1867年は、日本では「大政奉還」(たいせいほうかん)の年にあたり、
朝廷から幕府に与えられていた国の政治を行う権利を、朝廷に返し、江戸幕府が終わった年です。※翌年1868年から明治になりました。
2017年7月1日「Canada Day」がどんな日になるか、今から楽しみ。この時には留学生やワーホリ、そして観光客の皆さんには是非、カナダにいて「歴史的瞬間」の目撃者になってほしいものです。
さて、これを記念して、記念硬貨が作られます。$1 (ルーニーと呼ばれています)、$2(トゥーニーと呼ばれています)と25セント、10セント、5セントの5種類。裏は共通に「エリザベス女王」です。
リッチモンドに住むDr. Timothy Hsiaによるもので、去年カナダ造幣局が一般にデザインの公募し、たくさんの中から選ばれたものです。
氏によれば、Dance of the Spiritsと呼ぶこのデザイン、オーロラ(ノーザンライツ)とカヌーを漕ぐ2人が描かれています。オーロラの輝きはカナダの美しさや、統合を象徴しているものとのことです。
オンタリオのSt. Catherinesに住む、Wesley Klassen のデザインによるもので、 Vancouverの Lions Gate Bridge、TorontoのCN Towerそして、 Quebec City’の Chateau Frontenacなどが描かれています。
25セント
Joelle Wong(Richmond Hill在住)によって「亀」「鳥」「ビーバー」を描いたもの。これは彼女が8歳の時に描いたデザインとのことです。
10セント
Amy Choi(カルガリー在住)によって描かれたメープルリーフ
5セント
Gerald Gloade(Nova Scotia在住)によって描かれた「ビーバー」
カナダ造幣局がこうして一般公募でデザインを「オープン」に募る姿勢は、日本のオリンピックデザインに関するゴタゴタした決定過程とえらく違いますね。