今回のテーマは
『日本語訳に惑わされない』

英語で話すことに慣れるまでは『Yes/No』だけで話しがちですよね。しかし、『Yes/No』だけで話すと誤解される可能性も!!特に、付加疑問文や否定疑問文に対しての返答には要注意です。
例えば、今日はバッチリ宿題をしてクラスへ。あれ?どこに入れたかな?とモタモタとしていると先生が接近。

Didn’t you do your homework?
(宿題をしていないの?)
いやいや~。ちゃんと宿題しました!自信をもって、
No!No!No!

先生はとても不満そうです。。なぜでしょう???

【解説】
Yesの後には肯定文が続きます。
Yes, I did my homework.
Noの後には否定文が続きます。
No, I didn’t do my homework.

No!宿題をやっていない!と言っていたのです。
日本語では、相手の質問によって答えが変わりますが、英語では、相手の質問に関係なく答えはいつも同じです。

Did you do your homework? → Yes, I did. 
Didn’t you do your homework? → Yes! I did.
どちらで聞かれても、答えは同じYesです!

海が大好き、でも、泳げません。。。
Can’t you swim well?
Can you swim well?
You can swim well, can’t you?
どれで聞かれても、答えはすべて同じ。No。。。。。です。
どうしても迷ったら、Yes/Noだけでなく
No, I can’t swim well.と、全文言ってしまいましょう。

日本語に訳さないで重要な部分だけ聞き取るのがコツなのです。

次は動詞で、日本訳はともに「疑う」、suspectとdoubt についてです。この2つの動詞どう違うのでしょうか。
実は二つには大きな意味の違いがあるんです。
例えば、
suspect you told my secret!
doubt you told my secret!
って言った場合、相手は、
「そんなこと、言っていません。」となる場合と、
「え!?信じてくれるの??」
となる場合に分かれてしまうんです!

さて、どちらがどうなんでしょう?

まずsuspectの意味は、
そうなんじゃないの〜??と思うこと。
結局は、I thinkってことです。
ですから I suspect you told my secret. は、secretをバラしたってthinkしてるってことで、 「そんなこと、言っていません」という反応になります。

では、doubtの意味は、
ウッソ〜って思うこと。
結局は、I don’t thinkってことです。
ですから I doubt you told my secret. ですと、secretをバラしたってthinkしてないってことで、「え!?信じてくれるの??」になるわけですね。
日本語訳で丸暗記してると絶対違いがわからない恐ろしい落とし穴なんですね。

最後は「させる」という「使役動詞」の使い分けです。
have,make,letの後に +目的語+動詞の原形 が来て 誰々を~させる という意味になります。でも少しずつニュアンスが違ってきますのでご注意くださいね。
let 許可(OKダヨ) I’ll let you drive. 運転させてあげるよ。
have 強制(してね!) I’ll have you drive.運転してね。
make 強い強制(絶対して!) I’ll make you drive.運転させる。


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