①仮定法の呪文
皆さんは、日本から到着されたばかりの方でしょうか。それとも、カナダのクリスマスを存分に楽しんで、「あれ?お正月って何もないの??」と驚いておられるバンクーバー滞在組の方でしょうか。日本ではクリスマスが終わると町中すぐにお正月の飾り付けに変わるのですが、バンクーバーではまだクリスマスツリーが出てたりしますよね。
さて、今月より私たち、Vector International Academy の教師が、日本人英語学習者の皆さんに「かゆいところに手が届く」英語学習情報をお伝えさせていただきます。記念すべき第1回目は、「文法難しい…」「どうやって使ったらいいのかわからない」「いつ使ったらいいの?」のトップに輝く『仮定法』を、「呪文式文法攻略法」というVector ならでは謎の方法(!?)で、解読させていただきます。
毎年12 月の後半2週間ほど、学校は冬休みに入り、働いている人もこの辺りで数日から数週間、仕事を休んで家族と一緒に時を過ごす人が多いですね。おいしいものいっぱい食べて、楽しい時をたくさん過ごして、「あ~…明日も仕事かぁ~…」「あ~…明日も学校かぁ~…」となるのが、年明けの今。ため息 (sigh) をついている人もいるのではないでしょうか。
「仕事に行かないといけない」= I have to go to work (school) tomorrow.
さぁ、これを言える人は、もう一言プラス! 仮定法を使ってみましょう!
I wish (that) I didn’t have to work tomorrow.
(解説)wish:起こらない・ありえないだろうことを望むthat 以下は、「明日、仕事に行かなくていい!!」
いえいえ、残念ながらそんなはずは、ありませんよね…。なので、動詞もしくは助動詞を過去形に変えるんです。
ではここで、Vector 式「仮定法の呪文」を復習しましょう。いきますよ!
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「Did は現在形?過去形?」
→過去形。
「へ~え。この文章は過去の意味あるんだ?」
→な~い。
「じゃあ、どうして過去形なの?」
→ウソだからぁー。
「そんな時は、動詞・助動詞を過去形に変えるんだ
よねー。」
→それが、仮定法‼︎
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そう、過去形っぽく見える時でも、過去の意味がある時とない時を見分けないといけないんですね。
過去の意味がない時は、大抵「仮定法」。つまり、Vector 式に言うと、「ウソだけどー」「だったらいいなー」って言いたい時に使う文法。
他にも、「私にも、かっこいい彼氏がいたらいいのにーー」I wish I had a good-looking boyfriend…とか。
ほんとはいないんだよね、彼氏。「ウソだからぁー」
→仮定法を使うわけです。なので、I “had” a good-looking boyfriend となるわけです。
「もし、仕事に行かなくていいなら、何する?」
What would you do if you didn’t have to work tomorrow?
残念ながら明日も仕事ーー。ほんとはそんなこと起こらないけどね。「ウソだからぁー」→仮定法。
なので、you “didn’t” have to work となりますね。
そしてその答え。
「ゆっくり寝坊するのになー」I would sleep in tomorrow.
でも! そんなことは、できません! 明日は仕事!
「Did は現在形?過去形?」→過去形。
「へ~え。この文章は過去の意味あるんだ?」 →な~い。
「じゃあ、どうして過去形なの?」→ウソだからぁー。
「そんな時は、動詞・助動詞を過去形に変えるんだよねー。」→それが、仮定法‼︎ って教えます。
こうやって呪文を唱えるように文法を覚えるので、「呪文式」と呼んでおります。