「限りなくネイティブの発音に近づく発音」
を、一緒に練習してみましょう!
今回も「脱!カタカナ英語」について
今回はいよいよ日本人が一番困る、「r・l」の発音です。
前回は、日本人が苦手な発音のひとつ、「 th 」の音についてお話しました。口の形は覚えてますか??舌で前歯から抜ける空気を防ぐんでしたね。舌は前からみると、「テヘペロ」的に出して下さい。※ちょっと古いですがお許しください。
できました??出来ない人はこちらからやり直し!
さて、いよいよ真打「r」についてです。
この「r」の発音、いろいろ落とし穴があるんです。
よぉ~~~~く見て下さいね!
舌をそのまま後ろに引くだけです。
→どこまで引くかというと、舌の両サイド(なるべく舌先に近いところ。)を上の奥歯と歯茎の付け根部分にくっつける!そのまま「あ~」と声を出しましょう。
・・・カラスの鳴き声みたいな音になりました?(公園でカラスが集まってきたら正解です。ウソです)
②この時、舌先はどこにも触ってないのがポイント。(触ると日本語のラ行っぽくなります)
③要注意
rの後ろに母音がもし続いている場合(例えばrun)
→母音というのは、そもそも舌がどこにあるでしょう??
「あいうえお」と言いながら舌の位置を確認してみましょう・・・
動かないですね。そうです。舌は定位置に戻ってないといけないんです。
ということは、runと発声した時には舌は定位置に戻っているということになりますよね?
では、rはいつするのか・・・?
rは、「スタンバる音」なんです。
発声前に、前もって舌をrの位置に置きましょう。声は出さずに。
そうすれば、残りのunを発声した時に勝手にrの音も発音できるわけです。
はい、やってみて!!・・・・いかがですか? 私はこれを「エアーr」と読んでいます。
舌や口を動かす発音は、この「スタンバる音」の要領で発音するとスムーズに母音へ以降できます。
f・v、thなどです。やってみてね!
この「r」の発音、もちろん難しい発音の中でもかなりメジャーな発音ですが、これからお話する「l」は、それより難しいんです!!
→どこまで前に出すかというと、舌の先だけを上の前歯の≪下≫まで。
前歯の後ろではなく、前歯の≪下≫です。
・・・ここで、「る~」という音が出たら・・・・NG!!!
どちらかというと、「う~」に近いと思っててください。
何かの音を出すというより、舌先を上の前歯の下に置いて、「テヘペロ」しながら、ただ声を出すだけです。
ここで力むのは絶対ダメ!たちまちrっぽい音になってしまいます。
②ただし、この「l」の音には二種類あります。
まず、後ろに母音がある場合。
この場合、①で説明した舌先の位置で、丁寧に発音しましょう。
次に、後ろに子音または何もない場合(=母音がないということですね)。
この場合、①で説明したように発音していると、早く話すことができなくなります。
では、どうしましょう?
はい、「サボる」んです。舌先を前歯までもっていかなくてよし!舌先を少し上にあげるだけ。
「後ろに母(母音)がいたら、サボらない!」と、覚えましょう。
今月のワンポイント英会話 「この仕事が一段落したら休憩しましょう」
本日のワンポイント:Let’s take a break when we get done with this.
【解説】
getの「慣用句」です> get done with–
正確には「済ませる」「終わらせる」の意。類似表現では “be finished with–“
日本語で言う「この仕事一段落したら。。」は「この仕事が片付いたら」ともとれるということでしばしばこのように意訳されます 。ちなみに辞書等で「一段落する」をひくとこんな表現:”reach a stage where one can take a rest 《from one’s work》” ・・・ですが、なんだか長くて気軽に会話で使えたもんじゃありません。
条件を表す「○○したら」といえばif、だけに直結しがちですが 実は「~したら」はifを使う時とwhenを使うときに分かれます。 今回は意味的にifではなくてwhenをつかいます。
ポイントは 動詞 “take”をつかうこと。 takeはしばしば、haveやgetとごっちゃになりがちです。
「休憩しよう」の意味では “Let’s take a break” が一番標準的。
今回は、takeの代わりにhaveを使って “Let’s have a break”も可。 “Let’s get a break”は非標準的。