移民申請却下された中国人
2016年5月26日、カナダ政府はこのほど、中国人3人に対する永久移民申請を却下したとの報道がGlobe and Mail紙にありました。
「3人は通信機器の世界最大手・華為技術(ファーウェイ)に勤務しており、スパイ活動に携わっている可能性がある」ことが理由としています。
華為のカナダ支社幹部は「3人は当社と関係ない」と否定しているものの、カナダ当局は同じく永久移民を申請した中国人夫妻に対し「夫は華為の社員、妻は元社員」として却下しています。
華為は現在、世界170カ国・地域に事業を展開しているグローバルカンパニーですが、世界各地で同様の移民拒否問題が発生しているようです。12年には米下院情報委員会が、華為が「ネットを通じたスパイ活動に関与している」と指摘していますし、オーストラリアも同年「ネットの安全確保に懸念がある」としたものの、華為はこれを否定し、そのまま、オーストラリアでは華為は事業を継続しているということです。(出典:Record China)