クラークBC首相による黄川田外務大臣政務官表敬
【日本外務省発】
5月30日午後4時30分から約20分間,黄川田仁志外務大臣政務官は,訪日中のクリスティー・クラークBC首相の表敬を受けました。概要は以下のとおりです。
1 黄川田政務官から,先月の自身とコールマン・BC州天然ガス開発相兼副首相との会談,及び先週の日加首脳会談に続き,今回のクラーク首相の訪日が二国間及びBC州との関係を強化する実りある機会となることを期待する旨述べた後,これまで我が国はBC州からの液化天然ガス(LNG)輸出の早期実現に向けた環境整備をお願いしており,本件は二国間の重要案件であるとして協力を求めました。また,カナダ側との関係ではビジネス環境の整備が重要課題であり,日系企業駐在員の査証の発給・更新時の遅延問題につき,BC州の支援を得たい旨協力を求めました。加えて,TPPの早期発効に向けた協力を求めました。
2 これに対しクラーク首相から,BC州は日系企業が参画するLNGプロジェクトの重要性を認識しており,早期実現のため日本政府や連邦政府と協力しつつ取り組んでいく旨述べました。また,日系企業関係者の査証問題についても,連邦政府と相談する旨述べました。TPPについては重要な問題であり,BC州としてTPPがもたらす経済的な利益を認識している旨述べました。さらに,クラーク首相からは,日本からBC州に多くの観光客や留学生が訪れていることに謝意表明がありました。