性的平等に配慮して国歌を変える「カナダ」

カナダ国歌「オー・カナダ」の歌詞変更へ

Oops!で5月にカナダの国歌を変える動きについてお知らせしましたが、ついにカナダ下院は15日、トルドー首相率いる自由党政府が推進する性的平等に向けた取り組みとして、国歌「オー・カナダ」の歌詞変更を可決しました。

O Canada! Our home and native land!
True patriot love in all thy sons command.
all thy sons  all of us

おお カナダよ! 我等が故郷 我等が祖国
汝の子すべてに流れる真の愛国心

国歌の中にある 

son   は男性だから 男女平等を唱える人にとっては「許せない」事情がある
ようで、 us に「性的平等」の観点から変更するという事態になったものです。

ちなみに、パーパー前首相が率いた保守党も、2010年に国歌の歌詞変更を提案したことがありましたが、この時は世論の反対で断念した経緯があります。

しばらくは国歌斉唱の場面で「歌詞が変わったの知ってる?」ってヒソヒソ話が聞かれそうですね。

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