BC州近海の海底で「不明」の原爆を発見!?
第2次世界大戦が終了してから1950年、原爆を搭載したアメリカ空軍のB36爆撃がエンジンが火を噴いて墜落し、それ以来、その原爆が行方不明になっています。
ところがこれがもしかして、見つかったかも、というニュースです。
カナダ空軍スポークスマンによれば、BC州プリンス・ルーパートから南に80kmの海底で、ナマコ取りに出漁していたSean Smyrichinsky(ショーン・スマイリキンスキー)さんが海底に「大きな空飛ぶ円盤のような金属の装置」を見つけたと、10月31日に届け出たとのことです。
カナダ政府は万一、その発見されたものが「不明」の原爆であったとしても、鉛とウラニウム、トリニトロトルエン(TNT)火薬が詰め込まれていたが、プルトニウムは入っていなかったため、核爆発はしないとしてはいるものの、念のため、軍の艦船を派遣したとのことです。
なお、BC州の航空史専門家Dirk Septer(ダーク・セプター)氏によると、米政府が残骸を引き上げ調査したものの、原爆は発見できず、当時アメリカとソ連の冷戦下で、万一それがソ連に渡ったらと米国は恐怖にかられていたとのことです。
また、氏によれば、Sean Smyrichinskyさんが発見した場所は飛行機が墜落したとみられる場所とは全く異なるところなので、「不明」の原爆とは違うだろうとしています。
それにしても物騒なものが「海底に眠っている」んですね。