一瞬、目を疑ったのが、今回の報道。
中国外務省が、中国人のカナダへの渡航について注意勧告を出した、とのことです。カナダで中国人が「第三国」(アメリカを指すものと考えられる)の要請を受け「恣意的に拘束」されているとの理由で、カナダに渡航する場合には十分注意するようにと勧告をだしたものです。思わず、勧告出す側が逆だろう、と思ってしまったんですが。。。
そもそも拘束されている中国を代表するような人物が何故に「7通」ものパスポートを所持しているのか?まるでミッションインポッシブルに出てくるような話ですが、映画ではなく「現実」に起こっているところが驚きです。またこの人物の会社に所属する2名がポーランドでスパイ容疑でつい先日逮捕されいます。とすれば、この拘束されている人物は何なの?
そして今度は、中国では薬物の密輸で逮捕されたカナダ人が、1審での懲役15年判決から2か月足らずの「再戻し審」で一転「死刑」判決に変わってしった報道が飛び込んできました。この判決を受け、Trudeau首相は裁判官の考えだけで勝手に判決を言い渡した「専断」だ、と厳しく非難したところ、中国外務省の華報道官からは「最低限の法治精神を欠いている」との応酬を受けることに。。。ここに来て両国の関係がさらにギクシャク度を増してきています。
もともとが中国は薬物に対しての刑罰に死刑判決が下るケースが多く、しかも刑が確定してから執行までの期間が短いというお国柄ですから、「この時期だから」という訳ではないかとは思いますが、それにして時期が時期だけに「深読み」してしまいます。
我が日本もこのところの韓国と問題が深刻化してきており、それに加え、ロシアとの北方領土問題がまたぞろ浮上してきて、ついこの前までの「北朝鮮問題」は一体何だったんだ、という気さえしてくるほどの情勢の変化となっています。
ここぞとばかり中国が尖閣問題絡んでこないことを祈りたい気持ちです。