バンクーバーの東地域にはたくさんのビール醸造所が集合しており、その集合しているエリアを大きく分けると2 つに分けられます。
今回ご紹介するエリアは、2012 年にParallel 49 の従業員が“Yeast Vancouver” というニックネームを作り出したことから、ビール好きの間ではすっかりこの異名が定着しています。今回は既に弊紙人気連載コラム「Cheers ! We ♡ Craft Beer !」でご紹介したブルワリーに未紹
介のブルワリーも追加して“Yeast Vancouver” の散策Map を大公開! ぜひ全ブルワリー踏破にチャレンジしてみてください!
①Strathcona Beer Company
ストラスコナというエリアにあり、世界クラスの醸造施設をもつストリートカルチャーに根付いたブルワリー。地元のアーティストとコラボで衣料品やパッケージデザインを手がけたり、地元住民が気軽に集まれるようなテイスティングルームを、と積極的に地域に貢献している。
Address : 895 East Hastings St.
Oops アーカイブ : https://www.oopsweb.com/food/28563
②Container Brewing Ltd.
Yeast(East) Vancouver エリアでは最も新しいブルワリー。ブリューワーTim さんの醸造技術とレシピスタイルが、ニューイングランド地域での経験に基づいており、ヨーロッパ系の品種が多い。最近では彼の似顔絵がラベルになっているTacka(スウェーデン語で「ありがとう」)というNE I PA が出ている。
Address : 1216 Franklin St.
Oops アーカイブ : https://www.oopsweb.com/food/30098
③Callister Brewing Company
少量のクラフトビールとソーダ醸造を専門としており、独立した才能のある醸造所や醸造者が事業を始めるのをサポートしている共同醸造を手がけるユニークなブルワリー。テイスティングルームでは、ビールだけでなくクラフトソーダの品揃えも豊富。Altitudeという自社ブランドもある。
Address : 1338 Franklin St.
Web: http://www.callisterbrewing.com/
④Powell Brewery
地元の人が楽しめる高品質のビールを醸造しようと、家族経営の超小規模(ナノ)サイズで2012 年にオープンしたが、彼らのOld Jalopy Pale Ale が受賞したことで、カナダ全土に名前が知れ渡り、生産が追いつかなくなったため、醸造所を大きくすることになり、今の場所に移転。その後も次々と受賞ビールを造り出している小規模(マイクロ)ブルワリー。
Address : 1357 Powell St.
Oops アーカイブ : https://www.oopsweb.com/food/30923
⑤Andina Brewing Company
コロンビア人が経営している南米色の強いブルワリー。ビールの品種名にコロンビア人が使うスラングが用いられていて面白い。ここのセビーチェはプランテイン(バナナのような野菜)チップスが一緒に盛りつけられており、種類も豊富でビールとの相性もとても良い。
Address : 1507 Powell St.
Oopsアーカイブ : https://www.oopsweb.com/food/28819
⑥Storm Brewing Ltd.
バンクーバー市内で最も長い歴史を持つクラフト醸造所の1つ。1994 年に開業し、現在もそこで最も興味深く、奇抜で、美味しいビールを醸造している。毎週ローテーションされる「ブレインストーム」醸造のユニークなビール(その種類なんと300 以上にも及ぶ)を楽しみに、常連が通う地元人気の根強いブルワリー。
Address : 310 Commercial Dr.
Web: https://www.stormbrewing.org/
⑦Parallel 49 Brewing Company
バンクーバーのクラフトビール文化の盛り上げ火付け役、ともいえる先駆けブルワリー。ビールラベルのデザインはとても奇抜で一度見ると忘れないキャラクターが勢揃い。広いテイスティングルームの中にフードトラックがある一風変わったブルワリー。
Address : 1950 Triumph St.
Oopsアーカイブ : https://www.oopsweb.com/food/31298
⑧Off The Rail Brewing
オーナーのSteve さんが若い時にヨーロッパやアメリカを旅行し、伝統的なイギリスのエール、ドイツのラガー、アメリカのIPA などのクラフトビールに魅せられる。その後、パブやホップ農場の経営を経て、今では独自のレシピでビールを醸造しているマイクロブルワリー。
Address : 1351 Adanac St.
Oops アーカイブ : https://www.oopsweb.com/food/28065
⑨Luppolo Brewing CompanyLuppolo
はイタリア語でホップの意味を示し、4 人いる共同経営者のうち2人がイタリアのバックグラウンドを持った2016 年にオープンしたイタリア料理も楽しめるおしゃれな内装のブルワリー。
Address : 1338 Franklin St.
Oopsアーカイブ : https://www.oopsweb.com/food/28126
⑩Bomber Brewing
地元のホッケーチーム仲間やファンによって、2014 年2 月にオープンしたブルワリー。2018年にはリブランディングされロゴが変わったことで、ボンバービールファンを困惑させたが、今まで通り、スポーツ観戦時や運動の後に飲みたくなるのどごしの良いビールが揃っている。
Address : 1488 Adanac St.
Web: https://bomberbrewing.com/
⑪East Van Brewing Co.
4種類、もしくは6 種類のビールを試せるフライトがあるが、6 種類のフライトのトレイがEast Vancouver の象徴ともいえる看板、十字架の形をしているのが特徴的。ブルワリーの名前の通り、このイーストバンクーバー地域に特化したブルワリー。
Address : 1675 Venables St.
Web: http://www.eastvanbrewing.com
⑫Strange Fellows Brewing
オーナーの奥様が手がけるラベルのデザインがとてもかわいく有名で、お店の名前の通り、奇妙でちょっと変わったビールを醸 造しているブルワリー。テイスティングルームの隣にギャラリーがあり、いろいろなアーティストの作品をここで紹介している。
Address : 1345 Clark Dr.
Oops アーカイブ : https://www.oopsweb.com/food/27265
Growler(グロウラー)
についてブルワリーは本来、そこで醸造されているビールをそこで飲んで満足してもらうだけでなく、気に入ってお持ち帰りしてもらうのが本望です。もちろん、瓶や缶に入ったビールを買うこともできますが、ブルワリーに行く楽しみの1つとして、そこの気に入ったビールをグロウラーに入れて持ち帰ることが、ブルワリー訪問の醍醐味でもあります。グロウラーは、生ビールの「テイクアウト専用入れ物」として使用される64 オンス(1.89L)の大きなボトルのことを指します。醸造所によっては、32 オンス(1L)サイズや、その半分の500mlサイズの ミニサイズのグロウラーがあるところもあります。通常ガラス製ですが、プラスチックやセラミック、ステンレス鋼のこともあります。それぞれブルワリーのロゴが入っていたり、形やデザインが工夫されている物が多いので、お気に入りのグロウラーを購入して使い回すことがお勧めです。グロウラーはどこの醸造所のグラウラーを持って行っても注いでくれますので、ご安心ください。
また、グロウラーは通常、ビールを長期間保管するものでありません。しっかりと密閉さ
れ冷却されていれば、数日間は持ち続けることができますが、一度、栓を開けたら、すぐに消
費することをお勧めします。炭酸飲料と同じですので、泡が抜けてすぐ味が落ちます。
パッケージの手間がかからない分、ビールは安く手に入りますが、日持ちはしないので、
パーティーなどで、缶だとすぐなくなっちゃうんだよね~~という方に、とてもお勧めです!