こんにちは。パーソナルトレーナー& Shiatsu Therapist本橋直人です。バンクーバーも暖かい良い季節になり、すでに薄着になられている方もおられるのではないでしょうか?
肌の露出が増える分、体型に少し不安を覚える季節でもあります。もしかしたら皆様も、この季節や夏に向け身体を綺麗に見せる為、ダイエットに挑戦したことがあるかもしれません。
前回の記事でご紹介しましたように、私へ依頼に来られるクライアント様の8割はダイエットを目標としています。特にこの季節から夏にかけては非常に多く、それだけダイエットに関するお悩みがあるのだと言えます。やはりダイエットって、一筋縄ではいかないんですね。どうしたらダイエットを成功させることができるのでしょう?
ダイエットを成功させる大原則
複雑に考えがちですが、ダイエットを成功させる為の原則はとても単純です。
食べる分のエネルギーよりも、日常生活や運動などで消費するエネルギーを多くする。
たったこれだけです。この原則を満たす為には、
①食べ物からのエネルギーを減らす。
②運動などで消費するエネルギーを増やす。
③①と②の両方。
のいずれかが行われます。
ほとんどの方は無意識のうちに③を実行されると思います。勿論、食事からのエネルギーの落とし方にも“コツ”があるのですが、今回は割愛します。
では、皆様はダイエットの為にどんな運動を選択しているのでしょう?
ダイエットのために行う運動、本当は何が効果的?
ダイエットの為に運動をする際、ほぼ全ての方は有酸素運動という、ランニングやサイクリングや水泳の様に長時間継続する運動を選択します。有酸素運動ではエネルギーを消費しますので、先ほどのダイエットの原則に当てはめて考えるとその実施は決して間違いではないのですが、実は幾つかダイエットに不利な条件のある運動です。ちょっと意外ではないでしょうか?
なぜ有酸素運動がダイエットに最適な運動とは言い切れないのか、理由を2つ見ていきましょう。
有酸素運動がダイエットに最適ではない理由
- ダイエット中、有酸素運動では筋肉量を維持しづらい
ダイエット中は出来るだけ体脂肪からだけで体重を落としたいものの、筋肉量も同時に落ちてしまいます。筋肉はいわゆる身体のエンジンのようなもので、これが減ってしまうことで日常生活で力を発揮しづらくなります。ダイエットによって体重が落ちたとしても、筋肉が落ちることで身体は弱々しくなってしまうのです。また、筋肉は丸みのある身体のラインを出すためには必要不可欠で、これが減ってしまうことで余計に悪いスタイルになる可能性もあります。例えば女性が憧れるヒップアップは、お尻に筋肉がついていなければ決して実現できません。
以上から、ダイエット中の筋肉の減少は可能な限り抑える必要がある、むしろメリハリボディを作るためには筋肉を増やさなくてはいけない場合もあると言えます。
筋肉の減少を抑える方法として何かしらの運動の実施が考えられますが、残念ながら有酸素運動ではダイエット中に起こる筋肉の減少を抑えにくいことが分かっているのです。
- 強い有酸素運動を続けると、エネルギーを消費しづらい身体になる
前述のように、有酸素運動中はエネルギーが使われます。その一方で、有酸素運動を継続していくことで、
身体は出来るだけ少ないエネルギーで同じ運動が出来るように鍛えられていきます。有酸素運動で今までと同じエネルギーを消費し続けようと思うと、より速いスピードで行うか、より長い時間での運動実施が必要となります。つまり、よりきつい有酸素運動が必要になってくるのです。
また最近の研究では、強めの有酸素運動を継続していくことで、身体は運動以外でのエネルギー消費、例えば日常動作などでのエネルギー消費などを出来るだけ抑えるように適応する可能性が示唆されています。つまり、身体は運動以外ではサボり、エネルギーをセーブするようになる可能性があるのです。これではいくら有酸素運動を頑張っても、その努力は帳消しになってしまう可能性があります。
有酸素運動だけの実施は、以上に述べたデメリットが大きくダイエット効果に影響する可能性があります。したがって、私のパーソナルトレーニングではダイエットの為に有酸素運動を主役にすることはまずありません。勿論好みとしてや心肺機能を鍛える目的として有酸素運動を行っていただく分には問題ないですが、それによるダイエット効果は期待する程出てこないかも、またはデメリットもあるということを頭の隅に置いていただけると良いと思います。
では、ダイエットの目的に対してはどんな運動がより必要とされるのでしょうか?
私のパーソナルトレーニングで皆様に実施していただいている運動、それは…
筋トレは有酸素運動で起こりうるダイエット中の問題点をきちんとクリアしています。ダイエット中の筋肉量維持に貢献し、身体の綺麗なカーブやラインを作り、日常生活でのエネルギー消費低下を抑えます。必ずしも筋トレはムキムキになる為に行うだけではないんですね。
そんな意外にもダイエットに必要とされる運動・筋トレですが、具体的な方法については次回以降にご紹介していきます。
筋トレの実施方法はフィットネス経験、目的、体型、遺伝などによる個人差が相当に出ます。また、食事に関しましても皆様一人一人違う食べ方があります。ご自分に合った正しく賢い筋肉トレーニング・お食事については是非パーソナルトレーニング指導を受けていただければと思います。
無料にてコンサルティング、そして半額にて初回パーソナルトレーニング指導も承っております。是非一度ご相談下さい!
本橋直人
http://atlasonlinefitness.com
https://www.facebook.com/naoto.motohashi.5
http://twitter.com/naotomotohashi