シェイプアップの為のエクササイズ
お腹&二の腕編  その1

motohashi3こんにちは。パーソナルトレーナー& Shiatsu Therapist本橋直人です。

カナダデーが早くも過ぎ去りました。皆様いかがお過ごしですか?この連載、シェイプアップの為のエクササイズは、今回いよいよ皆様が一番気になっているであろう

お腹と二の腕をご紹介

その前に、お腹と二の腕のエクササイズについてはダイエットをしている皆様の間に重大な誤解が生じていることがあります。まずはその誤解を解いた上でエクササイズのご紹介に入っていきます。どうぞ皆様今回もお楽しみ下さい。

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動かしたところが優先的に細くなるという「部分痩せ」の誤解

 お腹や二の腕に関して、多くの方が誤解をしてしまっている部分痩せという考え方があります。本題であるお腹と二の腕のエクササイズをご紹介する前に、この誤解についてお話していきましょう。

 ”部分痩せ”とは、

痩せたい部分を鍛えることでエクササイズをした部分の体脂肪がまるで魔法のように消えて無くなってしまうという考え方です。

皆様も、雑誌やその他メディアで繰り返しそのような情報を目にすると思います。この情報を基に、お腹や二の腕のエクササイズをしてその部位をピンポイントで細くしたいとリクエストをされるクライアント様は決して少なくありません。
 残念ながら、エクササイズによる部分痩せは科学的にその存在が科学的に立証されていません。体重を落とす時、体脂肪は全身から落ちていきます。人によって体脂肪の落ちやすい部位に差はあるかもしれませんが、エクササイズでどの部位を鍛えたかというのは問題ではありません。

ダイエットの目標「体脂肪を落とし、可能な限り筋肉量を減らさない」ことが第一で、筋トレはあくまでも筋肉量の減少を抑える為にアプローチです。条件次第ではダイエット中であっても筋肉が付くこともありますが、いずれにしても体脂肪減少に対してのアプローチではありません。

「エクササイズで鍛えたからその部分の体脂肪がなくなる」わけでは決してないのです。

腹筋はキッチンで作られる。

 くびれを作る・お腹をへこます・運動選手のようなボコボコの6パックを作るなど、お腹に対するどんな目標かに拘らず、理想のウェストラインを手に入れる為の必要条件は体脂肪を落としていくことにあります。お腹をへこますのはもちろん、いくら発達した腹筋でも体脂肪に覆われていてはボコボコには割れたようには見えません。

フィットネス世界には、腹筋はキッチンで作られるという言葉があるのですが、その言葉はまさにお腹をへこます・ウエストラインを作る・腹筋を割る際の食事・カロリーバランスの重要性を表しています。

 ダイエットでは、食べるエネルギー<消費するエネルギーというカロリーバランスの前提の基で体重・体脂肪を落としていうことは以前お話しました(連載第2回目を参照)。

どんなにきつい腹筋運動をしても、体脂肪や体重を落とすようなカロリーバランスでない限りは、ウエストラインは細くなりません。

そして、これと全く同じことはお腹だけではなく二の腕にも言えます。エクササイズはもちろん大切ですが、理想のウエストは体脂肪や体重が落ちるカロリーバランスありきだということを覚えておいて下さい。

これまでのポイント

  • 筋トレをしたところだけ体脂肪が落ちる「部分痩せ」は科学的に立証されていないです。
  • 筋トレの目標はあくまでも筋肉量を減らさないように、筋肉に対してアプローチをしています。体脂肪に対してアプローチしているわけではありません。
  • まずは食べるエネルギー<消費エネルギーの関係を作りましょう。くびれのあるウエストラインや引き締まった二の腕を求めるのに、これは無視できません。

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Credit

解剖図はWikipediaより。
エクササイズのイメージはEverkineticより。


本橋 直人

1982年11月1日生
出身地: 埼玉県
早稲田大学人間科学部スポーツ科学科卒
「トレーニング暦」中学生~今までの20年
指圧受講期間: トロントで、2012年5月より約2年間受講後、Shiatsu Therapistとして就業・修行。
仕事の合間に自らの筋肉トレーニングを研究。 
ブログ http://atlasonlinefitness.com/

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