北米のマラソン大会にも積極的に出場したい。

wh

原口 孝徳(はらぐち たかのり)

2014 年6月にワーホリで渡航して、レイクルイーズのインターンシップに参加しました。
「バンクーバーのランニング事情を知り、北米のマラソン大会にも積極的に出場していきたい!」

h1

ワーホリに来ようと思ったきっかけは何ですか?

原口:中学で駅伝を始めてから、高校、大学は駅伝 中心でした。大学卒業時に実業団に入ると言う道も あったのですが、ケガで断念しました。他に何がや りたいのか分からず、卒業後、大学でやっていた米国の農業を体験するプログラムに参加したんです。
ハワイでの研修中、学校から

「マウイでマラソン大会があるから出てみたら」

と連絡があって、出てみたら、優勝できた。
それで地元紙のインタビューを 受けたんですが、英語が分からなくて、その時に話せるようになりたい と思いました。

 海外のマラソン 大会の魅力にも気付き、行くならまずは北米

と、カナダのワーホリにしました。

カナダに来てからどんな大会に参加しましたか?

原口:9 月にVancouver Eastside 10k で、 6位に入りました。そこで面白くなって、もっと頑張ったら上位にいけるかなと本格的に練習を始めて、10月のRock ’n’ Roll Half Marathon で7 位。
この

ロックンロールシリーズは、北米やヨーロッパで開 催されていて、沿道でバンド演奏などがあるものなのですが、それが去年初めてバンクーバーにも来た

んです。h4
冬の間はトレーニングにあて、2月の Steveston 8K で2位、BC 州のChampionship Half で3位でした。その時1 位だった人は、ロンドン五輪のカナダ代表。海外の現役オリンピック選手と一緒に走る機会はなかなかない ですよね。

 

競技として駅伝をされていた時と、今では何か心境に違いはありますか?

原口:駅伝引退後は、目標がなくて、走る気持ちが 出てこなかったんです。それを変えたのはハワイでの体験。その後バンクーバーに来てのめり込みました。大学時代は、監督がメニューを決めて、食事は栄養士の人が考えてくれて、学費は親で…という中 でやっていましたが、今は全部自分でやっている。
どんなトレーニングをするかとか、どの大会に出るかとか全部。大学の時よりもタイムは落ちましたが

「自分で出したタイム」

という感じがします。
申し込みは英語だし、大会での荷物の管理も自分でしなくてはならない。改めて、日本ではたくさんの人のサポートがあったんだなと思います。以前はやらなくちゃ、という気持ちでしたが、今は、やりたいと思える。楽しさの度合いが違います。

日本とカナダのランニング文化に何か違いは感じられますか?

原口:日本には特殊な陸上文化があって、実業団があるからプロの選手が多いんです。カナダは、プロというのは少ない。
トレーニング方法にしても、こちらで出会ったプロ選手は、自分でスポンサーを見つけて、お兄さんがコーチとしてついて二人三脚で やっている、とか。日本だと、まずチームがあって、そこに監督がいて、十数人の選手がいて、監督の意見で決まる感じです。

日本に帰国後の目標を聞かせてください。

原口

ランニングの楽しさを伝えられる仕事がしたいh3

です。海外の情報を日本に、日本の情報を海外に伝えられたらと。入社試験の時期まで少し間があるので、オーストラリアのワーホリにも行って、ランニング事情を見てこようと考えています。
大学の仲 間と話していても、ワーホリを使って海外で走るとか、誰も思ってもいなかった。
だから、

ワーホリは 英語だけじゃなくて、何か趣味を活かしてそれを楽しむようにする

そういう選択肢もあるんだということも広めたいですね。


こんな記事も読まれてます。