朝起きたら「また雨」。天気予報を見てもずっと雨。レインクーバーとも言われるバンクーバーの冬。
そんな天気のせいで「外に出る気がしない」のはごもっとも。
しかしそんな冬だからこそ、夏とは違った景色に出会えるチャンス！
雨にしっとり濡れた森、からっと晴れ渡った日の海辺のサイクリング、バンクーバーの冬は実はまだまだ外で遊べます。今回はゆっくり歩いて回ることができるLighthouse Parkと、自転車で少し遠出していくIona Beach Regional Parkをご紹介。どちらも雪が積もる心配はなく、１年中ハイキングやウォーキングが楽しめるので友達を誘って出かけよう！ 文・写真 吉村 静
今回は 「ウォーキング」
帽子や手袋、マフラーなどの小物もあるとGood
冬のアウトドアスポーツは「寒さ」に注意が必要。天気予報で曇りと言っていても雨が突然降ることだってある。
特に気温が低い中での濡れ、冷え、風は致命傷になるので暖かい格好をして出かけよう。海辺は風が強いので傘ではなくレインジャケットとレインパンツがあると安心。
シューズもウォータープルーフのシューズや写真のような長靴があると安心して歩くことができる。
レインジャケットは雨を防ぐだけでなく風も防ぐのでぜひ持参してほしいアイテム。
また夏同様水分補給も大事。冬でも汗はかくので水やお茶、また保温ボトルでホットチョコレートなど、温かいドリンクを持っていくのもオススメ！ リュックが濡れるのが心配であればレインカバーやビニール袋を活用してバッグにかぶせておくと良い。
その他お菓子やりんご、ナッツなどのスナックもあると栄養補給ができるので、持っていこう。
距離：往復約 3km～10km
時間：約 1 時間 30分～5時間 トレイルによって異なる
アップダウン：少しあり
森も好きだけど海も好き。そんな欲張りなあなたにオススメしたいのが Lighthouse Park。
森と海が両方楽しめる大小多くのトレイルがあり、体力や好みに合わせて選ぶことができる。公園の入口でフリーのトレイルマップがもらえるので、あらかじめ行きたい場所を確認しておくとよい。
樹齢何百年という大きな木が多く、古くからある森の姿を見ることができる。
多くの人が目指すのはその名の通りLighthouse、灯台。1874年に最初の灯台が設置され、その後、1912 年に現在の灯台が新しく設置された。第２次世界大戦中には軍艦や敵の船の侵攻を防ぐ見張り台としても使われていた歴史ある場所。
ここで休憩したり写真を撮ったりした後は、ぜひ公園西側にある Juniper Pointにも足を運んでみてほしい。大きな岩が海に突き出しており、下に降りて海により近づくことができる。
トレイル上ではキツツキやイーグルなど多くの鳥を観察することもできるので、鳥の声が聞こえたら周りを観察してみよう。
雨の日は岩が滑りやすいので注意が必要。公園内のトレイルのすべてを回りたい場合は１日かかるが、いくつかのポイントだけなら２～３時間といったところ。冬は日が短いので、できるだけ早めに出かけよう。
運が良ければ野生のアザラシにも出会える！
