第6回「聴き上手になると、人生が 200%ワクワクする!」
■自分ストーリーしか語れない人が増えている
最近、性別にかかわらず、自分のことしか話せない人がとても増えているように思います。仕事のこと、パートナーのこと、健康のこと、そして将来のこと。目の前に誰がいても、話すことは全部自分ストーリー。
こういう人の特徴は、意外にもとても真面目な人が多い。 「真面目」=「良いこと(ポジティブ)」だと思い込んでいる人も多いようです。また、真面目ゆえに、正しさを求めすぎるため、自分自身を犠牲にしたり、周りの人を追いつめてしまっていますが、 そのことに当の本人は気づいていません。
こういったことにエネルギーを注ぎすぎてしまうと、行動すべき時に力が出なくなるので、自分が望んでいる結果をなかなか出すことができなく なります。結果、頭の整理ができず、次々と沸き起こる感情の処理も追いつかなくなるので、焦燥感も強くなってきます。こうなると、目の前に誰がいようと、心と頭のモヤモヤをアウトプットする機会を求めるので、人の話を聴くという姿勢が保てず、「聴いて!」を相手に無意識で強く求めてしまいます。ハネムーンステージが終った後、愛を上手く育めなかった り、仕事での人間関係に歪みが生まれるのもこれらが大きな理由です。
■なぜこんなに努力しているのに報われないの?
真面目で悩み事が多い人は、「こんなに努力しているのになぜ報われないの?」とストレス爆弾を内心抱えていることが多いようです。この葛藤は私も痛いほど分かるのですが、「何かとても大切なことを忘れていませんか?」と思わず突っ込みたくなってしまいます。
真面目すぎると、どうしても視野が狭くなってしまい、自分の心に素直に耳を傾けられる余裕がなくなることが多々あります。人間関係に関することも、本当にやりたいことが見つからないことも、健康が優れない理由も、自分の直感と対話するという作業ができていないのです。また、自分の心を聴けない人は、周りの人の心も聴くことができません。そのため、相手から発せられた言葉のみに焦点を当ててしまうため、相手の気持ちや 行動が理解できなくなり、人間関係で空回りが起こってしまうのです。
■自分の心に耳を傾けると人生が面白くなる!
「面白い」という漢字の由来は、「面白いし」という語が原義で、「面」は目の前のことを表し、「白」は明るくてハッキリしているという意味合いがあるそうです。目の前が明るくなることで楽しくなるので、それが転じて、感情の楽しさとしてのニアンスが広がっていったそうです。
ココでのポイントは、「目の前のことを明確にする」=「正しい答えを 見つける」ではありません。 正しさに執着すると、心が葛藤し、納得がいくまで行動ができなくなってしまうからです。行動ができなくなると、心はさらに混乱してきます。
目の前のことを明確にするために最も大切なことは、まず自分の心に素直に耳を傾け、聞こえてきた声を認め、そしてそれらを受け容れられるかどうかなのです。それこそがあなたらしく生きるためのスタート地点となるのです。
勇気を持って、自分の気持ちを正直に表現することができ始めると、自分のやりたいことがどんどんクリアになるので、信頼できる仲間が増えたり、いい仕事にも恵まれたりと、人生が200%面白くなってきますよ!
Sunnyからお知らせ!
スピリチュアル・カウンセリング/マクロビオティック・コンサルテーションは随時受け付中!
3月のセミナーは 「人生で 200%トクをしている人の聴き方、話し方、生き方の秘密」です。