「風しん」についてです。別名 三日はしか。
英語で Measles
1、初期症状(発疹の1~5日前)
微熱、頭痛、倦怠感、鼻水、せき、痛みのないバラ色の口蓋斑点
2、顔、耳後部から、赤く癒合性のない点状の紅斑(発疹)が全身に広がり、多くは3~5日程度で消える。38~39℃前後の発熱が3日程度続く。
こうした症状が出れば「風しん」です。
日本では「風しん」として感染症法に基づく五類感染症に指定して届出の対象となっています。
この風しんは妊婦にとっては大敵。
先天性風しん症候群
典型的な三大症状は、心奇形・難聴・白内障
ただ、この風しん、実はカナダでは根絶されている状況です。
アメリカ大陸では2009年以来、風しんの発症をみていないとか。(米国疾病予防センターの報告書による) これはワクチン接種が進んでいるからと言えます。
その風しんですが、北京からバンクーバーに来た搭乗客達が風しんにかかっているのではないかと警戒されているとのことです。
Vancouver Coastal Health のスタッフが 3月3日9時半到着のAir China 991便(上の飛行機と同型機)の乗客が機内で風しんにかかったようだと発表。そして、この便でバンクーバー空港に降り立った乗客には風しんのワクチンを接種するように呼び掛けています。時期的そろそろ発症する時期です。
ウイルスは感染者の咽頭から排出される体液に含まれ、飛沫感染(くしゃみ等)または直接接触感染します。それらしい症状が出たら、医者にかかる前に事前に病院に連絡をして、病院にいる他の人に移らないようにしてください、とのことです。
ジカ熱といい、風しんといい、妊婦の方には注意する病気が多いですね。