今回、カナダポスト側は「強気」です。
スト突入は避けられないのか。。
労働争議に詳しいUBCのThompson教授によれば、 政府によるこの72時間ノーティスはポスト側の強気の姿勢をあらわしたのものだとしています。
通常、こうした争議は労組側にとって有利な状況(職場を放棄したり、部分的に作業を中断したりする戦術)を作りだしたりするものですが、今回は政府が労組側を職場から締め出すという「強硬手段」に出ています。
給料を絶つことによって、より強いプレッシャーを労組側にかけているのです。
給料を絶つことによって、より強いプレッシャーを労組側にかけているのです。
この背景には、カナダ市民の「郵便離れ」。公的な郵便は配達されるので、大半の市民はEメールや銀行振り込みがあるので、例えポスト側主導でストに突入してもそれほどの混乱がないのではないかとポスト側が「読んでいる」節があるように思えるのです。
さらに、この教授は次のようにも付け加えています。
実は「前政権」によって任命されたカナダポストの経営者がTrudeau政権に代わって、辞任要求をされているにも関わらす、その辞任要求を拒否しているのです。このことも、このストを複雑にしている要因なんです。
争議のポイントは「年金問題」や「賃金問題」ですが、こうした環境の変化や「政治」の問題も絡んで、金曜日のストに入っていくのでしょうか。。。