Open House
家を売りたい人が自分の家の前に「Open House」の看板をあげ、買いたい人に家の中を見ていただくことができるシステム。
ここに1軒の「Open House」が Salvation Army によって提供されました。
普通「Open House」の家は、家の中は「小ぎれい」なって、お客様をお迎えするようになっています。
訪れる人たちは「どんな家なんだろう」と「期待」して、その家のドアを開けるものですが。。。一瞬に顔が変わり、見て回るうちに言葉を失っていきます。このOpen Houseの家が Salvation Army のものとは知らずに来ている感じです。どんなお家なんでしょうか、皆さんもご覧ください。
「家賃に収入の半分以上が支払われている(5つの家庭のうち1つの家庭は、住み続けるために収入の半分以上が使われている)」
「7人に1人の子供はお腹をすかせたまま学校に通っている」
「5人に1人のカナダ人はお金不足で食事を抜いたりしている」
「新たに9万人のカナダ人が初めてフードバンクを今月利用するだろう」
「8つのうち1つの家庭では、食事を食卓に並べるのに苦労している」
「貧困家庭に育つ子供の識字率はかなり低い」
「多くの家庭は新しい服、冬のコートや靴を買うことができない」
などのメッセージが流れています。 また、このサイトではこの「OpenHouse」のバーチャルツアーができるようになっていて、もっと多くのメッセージがこのお家には用意されていて、ここを訪れた人たちはそれらのメッセージも読んでいます。
こうしたカナダの貧困状況をデータで紹介し、最後は「貧困にあえいでいる家庭はは簡単には見えない。10人に1人のカナディアンは例え家があっても貧困にあえいでいる」というメッセージと、厳しい現実に驚きを隠せない人々が映し出されていました。
カナダではこういう貧困家庭が現実にあることは多くの人は知ってはいますが、こうして数字をあげて、衝撃的に訴えられると、さすがにOopsスタッフも「ショック」を受けました。
ボランティア募集もしています。
Salvation Army
イギリスに本部を置き、現在、世界127の国と地域で活動する国際的なキリスト教(プロテスタント)の団体・救世軍(Salvation Army)です。カナダでは1882年から130年以上にわたり活動を続けています。カナダでは歴史ある団体で、主に生活の苦しい家族や子供たちへの支援に、ホームレスの人々のためのシェルター提供、そして薬物など依存症を抱える人のリハビリなど、多岐にわたって活動を展開しています。