SEARSはアメリカの会社ですが、2012年にシアーズ・ホールディングスの経営再建の一環で分社化され、SEARSカナダとしてカナダ国内に225店舗を構えていましたが、22日事実上破綻して、破産法(日本の民事再生法に相当)の適用を申請しました。
店舗閉鎖などで合理化を進めてきていましたが、ここにきて資金不足に陥いり、運転資金や借入金返済に支障をきたしそうとのことで、破産法の適用を申請することになったしだいです。
発表によれば『全225店のうち不採算な59店を閉鎖し、従業員の17%にあたる2900人を削減する』とのことです。
コスト削減策を通じて2017年中の再生手続き完了を目指す予定です。
アメリカシアーズ本体は「SEARSカナダは別会社で当社がコメントする立場にない」と冷たいメッセージを出しています。
今後SEARSカナダはこの破産法に基づき負債を圧縮するのと同時に、店舗の不動産などを切り売りすることで資金を確保していく計画ですが、果たしてうまく行くのでしょうか?
そう言えば アメリカからカナダに進出した「Target」の撤退は早かったですね。