第26 回 自分は何を本当にしたいのかが分からない!
「やりたいこと」を貫き通すのか、「やるべきこと」に道を委ねるのか。」
私たちの心と頭は常に対立し、どちらが主導権を握るかを争っています。これらが私たちの人生の中でコンフリクトを作り、どちらを選択するかで人生が180 度変わってきます。基本的に北米は個人主義なので、「Want」の方が勝るような考え方を好みますが、日本人は周りとの調和を図ることを美徳としたり、社会に受け入れてもらえるように「Should」に道を譲ることが多いかもしれません。そういった和を重んじる日本人が北米で生活し始めると、 今度は自分の「Want」にそろそろ主導権を渡してもいいかなと思い始めます。ですが、そうしようとすればするほど不安になり、プチパニックになることがあります。それは、「何を本当にしたくてカナダに来たのか」「人生で自分が何を求めているのか」「自分がどんな人間になりたいのか」、もう何十年も自分をやってきているのに、親や社会の声(Should) は聞こえても、自分の心の声(Want) が全然聞こえてこないからです。
■人間関係が苦手な人の頭はShould だらけ
一番近い存在であるはずの自分の心の声が聞こえてこないほど焦りを感じることはありません。 Should 的な考え方に自分のパーソナルスペースを占領されてしまうと、「 サバイバル」的な生き方にもなってしまいます。 自分の心の声を聞けない人は、本当は誰と一緒にいたい(Want) のかについても混乱してきます。また、自分の声がよく聞こえていないと、相手に望んでいないかを伝えることができても、何を望んでいるかを相手に伝わるように率直に表現できません。そのため、周りに自分のことをなかなか理解してもらえないというフラストレーションが溜まる一方です!
■まずは毎日心の声を意識して聞いてみること
何をしたいのかよく分からないというのは、「自分自身が少し遠い存在になっていますよ!」というメッセージ! まずは自分自身との信頼関係をリペアすることから始めましょう。過干渉、厳しすぎる、または人目を気にする親に育てられた人は自分の声が聞こえにくくなっています。5分でもいいので、目を閉じて色々心に問いかける時間を作ってみてください。 最初は何も聞こえてこないかもしれませんが、焦らず続けてみてください。大切なのは答えを見つけることではなく、耳を傾ける姿勢です。そもそも答えは月日が経てばどんどん変わっていきます! もし心が嫌なことを主張してきた時は、「じゃ、何を求めているの?」と聞き返してみてください。こうした対話が自身との信頼を取り戻す第1歩になってきます。この作業を1人ですることはとても難しかったり、聞こえてきた声を受け入れられないような場合は、安心して一度カウンセリングを受けてみてくださいね!
Chung カウンセリング・オフィスからのお知らせ
カナダBC 州認定心理カウンセラー、マクロビオティック認定インストラクター、スピリチュアルカウンセラー。留学保険、海外保険など、各種保険受け付けます! 20 分間無料カウンセリングあり。
あなたのギフトを最大に引き出し、最も輝き、強く、美しく生きられるよう、世界にここだけのカウンセリングを提供しています。スピリチュアルカウンセラー&クシマクロビオティック認定インストラクター。詳細はウェブサイトから。www.sunnychung.ca