2017年 カナダ産大麻の約12億ドル相当が国外で不法に売却

 カナダ統計局によれば、2017年に約12億ドル相当の大麻(カナダの大麻草生産量の20%)が国外で不法に売却されているとのことです。カナダで消費される大麻の大半は「Made in Canada」で、この生産量はタバコ、ビール、ワインを合わせたカナダ国内の生産量に匹敵するということです。
※2014年の大麻生産が約34億ドルで、その年のカナダ国内のタバコ生産量は10億ドル、同じくアルコール生産量は29億ドルと推定されています。
 大麻ビジネス が ビールやワインなどよりも大きなビジネス?なっている計算です。

 合法化される前からこんな状態ですので、合法化されたらますますその生産に拍車がかかって、どこもかしこも大麻生産をしている、ということになりかねない状況です。

 また、当局は、1961年から2017年にかけて、マリファナに対する家計支出は毎年6%ずつ増加しており、15歳から64歳までの490万人のカナダ人が、2017年に大麻に57億ドルを費やしているのではと推定しています。また、45歳から64歳の人々の大麻消費シェアも上昇しているとの報告もあり、1975年には、この年齢層の人々の家計支出の4%を大麻が占めていたのが、2017年には23%にまで増加したとのことです。

 こうしてみてみると、つい先日カナダは「Quality of Life」で世界一に選ばれましたが、もしかして「Quality of Marijuana Life」でも世界一に選ばれたりするかもです。 

 ダウンタウンの街並みを歩くたびにどこからともなく漂ってくる「マリファナ」の臭い。7月に合法化されたらどうなるんでしょうか。


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