キレてもいい?!:春は我慢しなくてもいい季節

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第30回 キレてもいい?!:春は我慢しなくてもいい季節

 春は肝臓がデトックスを始める季節。気持ちを整理しやすい季節でもあるので、心のデトックスも一緒にやってしまいましょう!  この季節、心の中に溜まっていることがあれば、我慢しないでどんどん吐き出してしまいましょう。『我慢』というと、何だか人知れず独りで静かに耐えている感じがしますよね。中医学では、肝臓は『物言わぬ臓器(我慢強い臓器)』と言われています。そのため、肝臓の症状が自覚できてきた時は、 もう既にかなり危ない状態になっていることもあるそうです。これは人間関係にも言えていて、普段から我慢する癖をつけている人が爆発した時には、もう人間関係が修復不可能になってしまうようなことを口走ってしまうかもしれません。また、肝臓は弱ってくると怒りっぽくなり、イライラを自分でコントロールできなくなるようになってしまいます。また、最近キレる女性が増えているそうですが、これも女性が長い年月の間、言いたいことが言えず、ずっと耐えてきた結果、女性の肝臓が『もう我慢の限界!』と悲鳴をあげているのかもしれません。

■肝臓が整えば心がどんどん元気になってくる
  基本的に我慢する人というのは、平和を保ちたい、批判を避けたい、言い方が分からない、親がそうだったなど、色々な理由はあると思います。ですが、どういう理由があるにしろ、あなたが耐えていることなど、周りの人は知る由がないので、現状は変わらないままです。「あの人は私の気も知らないで」と人知れず苦しみ、回りくどい言い方をするくらいなら、吐き出した方があなたも周りの人も楽になれるはず。イラっと来た時は、 人に当たるのではなく、以下の3つのことに念頭に置いていて吐き出してくださいね。
①待たずにすぐ言う 
②簡潔に言う
③プライベートなところで、その人に直接言う(人の前で言わない)です。
この①の待たないというのは大切なポイントです! 耐えれば耐えるほど、あなたの思いに重力がかかり、気持ちはとっても重いものとして相手に伝わってしまいます。また、時間が空くと、思いを練ってしまうので、言葉が長くなってしまいます。そうなると相手が何を言われているのかわからなくなってしまうので、あなたは「あんなに言ったのにまだ分かってくれない!」と、また怒りを爆発させるか、黙って耐えるかになってしまいます。
まずは、『言えない性格』でななくて、『言わない癖』であると認識してみてくださいね。

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Sunny Chung

大阪府出身。BC州認定心理カウンセラー。 米国ワシントン州シアトル大学で心理学の学士号を取得。シアトルシティー大学院で経営学修士(MBA)取‬得。バンクーバーのアドラー大学院で心理カウンセリング修士課程(MCP)修了。過去10年間アメリカの企業や UBC で人事兼トレーニングマネージャーとして各部署のコミュニケーションを含め、色々‬な人間関係や仕事上での問題解決方法をコーチング。現在は、心理カウンセリングを通し、クライアントのエネルギーを読みな‬がら各自の潜在意識にアクセスし、コアのブロックを外し、人生をリセットするためにどんな「気づき」が今必要なのかを分かりやすく伝えている。‬またホリスティックライフコンサルタントして、マクロビオティック、東洋医学、心理学、脳科学、スピリチュアルなど‬を取り入れた独自のメソッドを確立。各種セミナーでは深い気づきをたっぷりの愛と笑いで与えている‬。

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