第31回 『 面倒くさい』と思った時の処方箋
思ったように自分の人生をコントロールできない時は苦しいものです。ですが、この「苦しい」を「面倒くさい」の一言で済ませてしまう人が最近多いようです。自分が本当は何を感じているかを知ろうとせず、「面倒くさい」で終わらせてしまう人というのは、無意識のうちにスタックした人生を自ら作ってしまいます。その状態から脱出するためには、その面倒くさい「行動」を起こすしか方法はありません。仏教に『身口意の三業』(しんくいのさんごう)という言葉があります。身は体、口は言葉、意は心を指しています。 そして、この3つの業こそが私達の人生の動きを決定していくという意味が込められています。 ここで大切なことは、この言葉は「意/ 心」ではなく、「身/ 体」から始まっています。ここにこそ人生の大切な方程式を読み取れるような気がします。それは、思いが言葉を作り、それらが言葉や行動を決定するのではなく、体を動かすことによって、言葉が変わり、心が変わると言われているのではないでしょうか。
■心に重きを置くと、怠け者になっていく
苦しい時、その『心』に重きを置きすぎてしまうと、人生の流れを止めてしまう方程式ができてしまいます。それは、感情の上にまた違った感情を乗せてしまい、その感情がどんどん複雑なものとなり、気持ちが重くなりすぎて、心も体もフリーズして動けなくなってしまうものです。そこから、自分を怠け者、面倒くさがり屋だと思い込んでしまうものです。もしあなたが30 歳を過ぎても、『何かしたい、でも何をしたらいいのか分からない』と悩んでいるのであれば、フリーズ状態を起こしているかもしれません。このように、逆方程式をもとに生きていくと、次第に心の病に陥ってしまいます。
■本当の「私らしさ」が分かる方法
感情は英語でe-motion と書き、motion(動く)が含まれています。違う感じ方をしたければ、頭でなく、まず体を動かすこと。 頭が整理されていなくてもいいのです。とりあえず1歩だけ前に進むこと 。無謀に行動するということではありません。計画性も必要です。ですが、まずは1歩ずつ前へと行動し続けることで、リズムが生まれ、失敗するのではないかという恐怖感も自然に弱まっていきます。人間は 動物です。動く生き物です。動くことで、経験することで、始めて本当の「私・僕らしさ」を少しずつ発見できるという方程式が私達のシステムに組み込まれています。このことに気づくと、あなたの未来は必ず大きく変わっていきます!
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