『不動産を買う』実践編
【住所】
3308 Rakanna Place, Coquitlam
MLS #R2314123
【売却希望価格 】
$1,568,000
【フロア面積】
3,881スクエアフィート
6ベッドルーム、4バスルーム
ダブルガレージ、暖炉3ヵ所、冷暖房設備付き 築年数23年 木造一戸建て
(11月号Oops発刊時点で売買が成立している場合もあります。)
さて、こちらの物件を購入するには、いくら位の頭金が必要なのでしょうか。
具体的に実践編と参りましょう。
一般的な頭金 20% $313,600
借入金 $1,254,400(返済期間25年)
月々のローン返済額 $5,828 (隔週で月 2回に分けた返済額の合計)
(注)今回適用したローンの利息は2018年10月時点のものであり、お客様の 所得や頭金などにより変動するものであり、保証するものではありません。どうぞご了承下さい。
先月の記事で、過去に室内で違法マリファナ栽培が行われていた物件は避けた方が良い、というお話をしました。お客様から、その記事に言及して「そういう物件は、逆に値段が安くて掘り出し物ということにはなりませんか?」という質問がありました。私のこの質問に対しての答えは「いいえ」です。 Former Grow Op と呼ばれるこうした物件、確かに市場で売りに出される場合、相場価格から50,000ドル前後低く取引されます。ですが、安く買えるということで喜び勇むのは、危険信号です。なぜなら、住宅ローンを組むことがまず不可能に近いこと、そしてまた仮に、マリファナ栽培の行われた家の持ち主が、数々の行政の審査をクリアし、居住許可証が再発行されて行政の認めるレベルまで環境が回復していたとしても(この場合は融資は認可されますが)、市役所には、Former Grow Op という記録が永遠に保存さ れ消えることはありません。これらは、Stigmatized、つまり、優良ではない物件というレッテルを貼られてしまうのです。結局、安く買ったものは安く売ることになり、お買い得な掘り出し物といった意味合いとはかけ離れているのが実際のところです。我々リアルターの仕事は、危険やリスクを回避し、安全に不動産という大きな資産取引をお手伝いすることです。仮契約から本契約移行まで1 週間という期間を設けるのは、適切な調査を行うための時間であり、お客様が気持ち良く購入に踏み切るために必要な経緯ですね。