第39回 友達ができない人への処方箋
海外に住んでいると、言葉の壁もあり、もともと友達ができにくい人はますます孤立し、心細く感じているでしょう。 そもそも友達はどうやって作ればいいのでしょうか。 カンザス大学のリサーチによると、友達になるまでに90 時間、親しい友人になるまでに 200 時間かかるそうです。ですが、今では一緒に遊びに行ったことのない「茶飲み程度の知り合い」を「お友達」と呼ぶ傾向があり、友達作りがなんだか即席ラーメンを作って食べるような感覚になってきています。それゆえ、たとえ浅い付き合いだとしても、彼らを「友達」だと認識しているため、『なぜあの人は私に深い友情を見せてくれないのか…』と、幻想的な挫折を感じる人も多いようです。友達ができないと悩んでいる人は、お友達作りは一緒に時間を過ごすことでできるというイメージをまず持ってみてください。
■お友達ができる人とできない人の特徴
お友達が多い人の特徴は「自分発信で、“We” を楽しむ」姿勢を持っています。 例えば、『自分から声をかける』、『思いやりをもって人に接する』、『色々なところに積極的に出かける』、『興味や趣味を持っていて、そこから仲間が広がる』、『人の話を興味を持って聞く』、『素直に自分の気持ちを表現し、人の気持ちも聞き受け入れる』など。 一方で、お友達ができにくい人の共通点は「他人発信で“I” が中心」。例えば、『人から関心を持ってもらいたいが、相手には特に関心がない』、『他人に要求することが高い』、『人から声をかけてくれるまで待つ』、『自分の話を中心に聞いてほしい』、『人の目が気になる』、『愛を持って助言してくれている人に対しても、否定されたと感じると一気にシャッターを閉める』、『物事を白黒で判断する』など。これらが良い悪いという判断は横に置いて、 あなたがこれらを使って、どう人を遠ざけてようとしているかを内観してみてください。
■友達作りの基本は、自分自身と仲良くなること
人は自分が自分を好きな程度、あるいはそれ以下しか他人を好きになることはできません。 人の顔色を見すぎたり/ 機嫌を取りすぎたり、自分の妄想を相手に投影していないかもチェックポイント! 周りの人、いなければ芸能人など、お手本になる人を探し、彼らの言動を分析してみてください。そこから自分ができそうなことを取り入れたり、カウンセリングやサポートグループに入って、客観的に自分を見つめてみましょう。そして、どんな友達が欲しいかより、自分が相手にとってどんなお友達になりたいかにフォーカスをシフトして、少しずつでも自分発信で動き始めることを心がけてみてくださいね。
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