火曜日は映画に行こう!
あれもこれも! 往年のヒット作が怒涛の続編ラッシュ

あれもこれも! 往年のヒット作が怒涛の続編ラッシュ

  今年公開された続編映画の目玉と言えば、2008 年の『Iron Man』から11年にわたって展開されてきたMCU(Marvel Cinematic Universe)の集大成『Avengers: Endgame』や、Stephen King の原作小説を映像化した『It』(2017年)の完結編となる『It Chapter Two』などが記憶に新しい。MCUに次いで世界歴代2 位の興収を誇る『Star Wars』シリーズは、1977 年の『Star Wars』から、実に42 年の歳月を経て、12 月20 日公開の『Star Wars:The Rise Of Skywalker』で全9 部作が完結する。  今年は他にも、有名作品のウン十年ぶりの続編が目白押しだ。
 まずは、現在公開中の『Rambo: Last Blood』。言わずと知れたSylvester Stallone の代表作『ランボー』シリーズの最新作。第1作目『First Blood』(1982 年)と対をなすタイトルから予想される通り、これがランボーの最終作になるはず…が、Stallone には、10 代のランボーを描く前日譚の構想があるという。『ロッキー』シリーズのスピンオフ映画『Creed』(2015年)を成功させた実績があるだけに、ランボーもこのまま終わりそうにない。
 11月1日公開の『Terminator: Dark Fate』は、Arnold Shwarzeneggerの『ターミネーター』シリーズの最新作で、第1作『Terminator』(1984年)、続編の『Terminator 2: Judgment Day』(1991年) から直接続くストーリーとなっている。
Shwarzenegger はもちろん、Linda HamiltonEdward Furlong のオリジナルキャストも28 年ぶりに復帰。まさに「正統な」続編と言える。そして、11月8 日公開の『Doctor Sleep』。こちらは、Stephen King の小説を原作とした『The Shining』(1980年) の39 年ぶりの続編だ。割れた扉の裂け目からJack Nicholson の狂気に満ちた顔が覗くビジュアルは、映画を観たことのない人でも思い浮かぶのでは? 続編では、EwanMc Gregor 演じる、成長して大人になった三輪車の少年・Danny が主人公になる。他にも『Matrix』シリーズの約20 年ぶりの新作が決定したりと、まだまだ続編ブームは続きそうだ。

高野 宣李(たかの せんり)
Twitter: @usagy_van
さすらいの旅がらすライター。2002 年からバンクーバーに在住。好きな海外ドラマ、映画は数知れず。面白ければ何でもござれの雑食系で、カナダ、アメリカ、日本を股に掛けて映画やテレビを追っ掛ける日々。

こんな記事も読まれてます。