ももんちっちママの カナダ子育て奮闘記
相手は、『黄金』を名乗る強敵です!

●相手は、『黄金』を名乗る強敵です!●
  毎日の生活で欠かせないことがあります。そう、『食べること』です。コロナウイルスの影響で一時期は品薄だったスーパーにもほとんどの食材が元通り陳列され、今まで通りの買い物ができるようになってきました。それでもなお、私を悩ます『今日、何を作ろう?』問題。お友達に会った帰り際の決まり文句は、「夕飯、何作りますか?」。それぐらいに料理のアイデアが欲しいのです。料理が得意な方は、冷蔵庫を開き、中身を確認すると、作るべきものがパパッと頭に思い浮かぶのかもしれませんが、賢さレベル3、すばやさレベル2ぐらいの私には到底難しい技です。『賞味期限間近の豆腐が現れた!どうする?』→『にげる』のコマンドを選び続けるも、とうとう逃げられなくなってクックパッドを頼る始末でございます(検索することも面倒に感じる性分です)。
 更に私にダメージを与えるのは、子供達の好き嫌いと、主人の事情。息子は肉と魚が大好き。娘は卵と米が大好き。息子の好物は娘が嫌い、娘の好物は息子が苦手。主人は小麦粉、甲殻類のアレルギー。雑食の私にはラスボスが多すぎるのです。それでも、家族の健康や食のバランスを必死で考え、どうにかして料理をしているのですが、「これ美味しくない、食べたくない」という一撃をくらい、素直に傷付くといった具合です。
 そんな中、ママ友達とこんなことがありました。お子さんに、「ママの料理で一番何が好き?♡」と質問したところ、返ってきた答えが「そうめん!」だったそうです。友達は、やりきれない顔をしていました。うちの場合はどうだろう?と思い、息子に同じ質問をしたところ、返ってきた答えは「焼肉!」でした。買ってきた肉をただ焼き、市販の焼肉たれをかけただけです。確かに、黄金の味と名乗るだけあって美味しいのは事実です。しかし、これはママの料理ではなく、エバラの頑張り。やりきれない…。そんなことがあっても、今日は餃子を一生懸命に手作りしている私に息子からひと言。「ママの餃子も好きだよ」。気を使ってくれた息子の優しさで、たまに回復させてもらい、今日もまた料理に奮闘するもんちっちママなのでした。

もんちっちママ:縁あってカナダに2010 年より在住、現在は2 人の子供を育てながら、カナダと日本の子育て事情の違いに奮闘し、喜怒哀楽の日々。どうにか若くいたいと年齢とも格闘の毎日。

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