❏ 『在バンクーバー総領事館』発
👉新型コロナウイルス感染症(COVID-19)にかかる注意喚起(4月1日)
4月1日、ブリティッシュ・コロンビア(BC)州保健省は、新型コロナウイルス(COVID-19)に関し、新たに832名もの感染が判明し、その結果、BC州内での累計感染者数が100,880名(入院:296名(そのうち集中治療室:79名)に達した旨発表しました。誰もが感染予防措置を心がけているにもかかわらず、昨日は1日の新規感染者発生数が千人を超えるなど、大変厳しい状況が続いています。
ご承知のとおり、最近の新規感染者の急激な増加を受け、BC州政府は、(1)すべての食品および酒類を提供する施設での屋内飲食の禁止、(2)ヨガやピラティスなど、屋内での低強度グループエクササイズクラスのキャンセル、(3)スキーリゾート「ウィスラーブラッコム」の営業中止、(4)制限付きの屋内礼拝サービスに関して許可した先般の発表の取り消し、(5)グレード4から12までの生徒に関し、学校でのマスク着用を奨励、といった新たな行動制限措置を4月19日深夜まで実施しています。
ワクチン接種も当初の予定を前倒しする形で引き続き実施されていますが、在留邦人の皆様におかれましては、上記の公衆衛生命令に引き続き留意しつつ、これまで同様、たとえ軽度であっても発熱等の症状があるときは出かけず、密閉、密集、密接の「3密」を避け、「物理的距離(physical distance)」を維持し、手洗いや手指消毒を励行するなど、これまで実践されてきた感染症対策を引き続き励行して、感染予防に努めてください。
もし発熱など新型コロナウイルスへの感染が疑われるような症状が出た場合には、「811」に電話してその後の対応について相談してください。通話は無料です。「ジャパニーズ、プリーズ」と伝えれば、通訳サービスも無料で利用できます。英会話に不安がある方も、躊躇せずご利用ください。検査については日本語の案内もあります。
さて、話は変わりますが、昨年3月以降、メトロ・バンクーバーではアジア系住民が被害となる事件等が増えており、先週土曜日にはUBC付近で夜間にアジア系女性が見知らぬ男から頭部や腹部を殴られたという事件も報道されています。ここ最近では、カナダの他都市でも同様の事件が発生しており、米国では残念ながら暴行被害に遭われた日本人の方もいらっしゃいます。新型コロナウイルスの感染拡大にともない、アジア系住民に対する偏見によるハラスメントやヘイトクライムが私たちに向けられる可能性もありますので、引き続きご注意いただきますようにお願いいたします。
最後に、明2日は「Good Friday」のため、5日は「Easter Monday」のため、それぞれ当館は休館しておりますので、ご注意ください。
日本ではもう満開のところもあるようですが、当地でも桜が見頃を迎え始めました。イベント好きで外国文化をアレンジして受け入れるのが好きな日本ですが、クリスマスやハロウィンなどに比べると、イースターの日本での知名度や盛り上がりは今ひとつのような印象があります。それは、一つにはこの時期の主役である桜にはやっぱりかなわないということなのかも知れません。皆さんのおすすめの桜の名所はどこでしょうか?
幸い、BC州では寿司やラーメン、定食といった定番の他、天丼やとんかつ、場所によってはオムライスやカレーといったカフェご飯まで手に入ります。明日からの連休では遠出することもままならない状況でもありますので、当地のおいしい日本食をテイクアウトして、散歩がてら花見に出かけてみてはいかがでしょうか?
それでは皆様、素敵な連休をお過ごしください。