バンクーバーのみならずアメリカからも買い物客が来るというFujiya の人気の秘密をマネージャーの北田さんに伺った。
北田:Powell St. に開店したのが1977 年です。今のClark Dr. のロケーションに移転したのが1994年ですので、こちらではもう20 年以上になりますね。今では、このバンクーバー本店の他にビクトリア、リッチモンド、ダウンタウンにも店舗があります。
北田:地元の問屋さんから仕入れている商品もありますが、
独自に日本から輸入している商品が圧倒的に多い
からです。月に2回のペースでコンテナを入れています。年間23 ~ 24 本になります。
独自ルートで輸入することで、新しい商品、品質の良い商品をいち早く取り入れることができるんです。
日本側のリサーチと、カナダ側のリサーチを総合して、お客様のご要望にもできる限りお応えできるようにしています。
品揃えは常時約3000 種類ありますので、色々な商品から選んでいただけます。
北田:やはり、お弁当やお寿司の人気は高い です。
ローカルの方がほとんどお寿司を買われるのに対して、日本人のお客様にはお弁当や丼がたくさん出ますね。
お弁当は12 種類、丼が9種類、お寿司は32種類あります。
他にも、おにぎり、焼きそば、餃子、唐揚げ、サラダもあります。
特に、女性の方に人気なのがサンドイッチコンボやおにぎり弁当ですね。
北田:Fujiya のキッチンは24 時間稼働 しているので、夜はお弁当の仕込みなどをして、その日に作ったものは、その日に売るという体制です。
お寿司は朝から作り始めて、足りなくなればその都度追加して作ります。お惣菜も常時10 ~ 12 種類取り揃えています。量り売りなので、グラム単位で買えて一人暮らしの方には最適だと思いますよ。
北田:パン粉を付けて揚げるばかりの状態で売っていますし、ご希望に応じてその場で揚げるサービスもやっています。家ではやりにくい揚げ物も、揚げたてを持って帰って熱々が食べられる、と皆さんに大変好評です。
北田:すごく人気ありますね。
アメリカからツアーを組んでタコマやシアトルからバスで天ぷらを買いに見えます。
自家工場で作る出来立ての天ぷらは、北米では珍しいんじゃないでしょうか。量り売りなので1 個から気軽に買っていただけます。
北田:Powell 店の頃から何十年来といらしている常連のお客様に支えられていると言っても過言ではありませんので、そうしたお客様を大事に、そして楽しく買い物をしていただけるよう心がけています。
また、初めてバンクーバーに来るワーホリや留学生の方も、ぜひ足をお運びいただきたい ですね。
Photos:foodology