海外安全 虎のマキオ君からのお知らせ
治安のよい日本での生活に慣れ親しんだ日本人が海外へ出向いた際には、予想もしない事件や事故に巻き込まれるケースが非常に多く見受けられます。
海外では「自分の身は自分で守る」という意識を持つことが何よりも大切です。海外では危険が隣り合わせということを自覚し、安全に対する意識を常に「海外モード」に切り替えて行動するよう心がけてください。
「意識」と「知識」をしっかり持って、楽しい海外旅行をご体験ください。
- ソフトクリーム・ペンキ・ケチャップ・マスタードなどを服につけられ、恐縮して拭き取ってくれたが、後で気が付くとポケットから財布がすられていた。
- 犯罪者は「犯行の標的」のスキをうかがっています。自分のことをじっと見ている人がいないか、周囲に気をつけましょう。貴重品は、ズボンのポケットなど盗まれやすいところには保管しないようにしましょう。
- 到着ロビーで、機内預けのスーツケースを置き引きされた。
- ホテルロビーのフロントでチェックインの手続きをしている時に、足元に置いたカバンを置き引きされた。
- レストランで椅子にショルダーバッグを掛けて食事をしていたら置き引きされた。
- カバンはいつも手から離さず、やむを得ず手を離しても体に触れているように置きます。
- 観光していると「チェンジ・マネー」と言いながら両替を求めて近づいてきた男を、別の男が警察手帳のようなもの(偽手帳)を見せながら追い払った。こちらにも闇両替の疑いがあるとして、パスポートや財布の提示を求めてきた。パスポートと財布を渡すと中身を確認し、そのまま返してくれた。ホテルに帰ってから財布を確認すると高額紙幣が抜き取られていた。
- どの国の警察官もよほどのことがない限り、路上で持ち物検査をやることはありません。不審な点があれば、「他の警察官にも立ち会ってもらう」、「現地の日本国の大使館・総領事館に連絡する」と主張するなど、毅然とした態度で、静かに対処することが大切です。
- 宝石店で、「日本で売れば2~3倍のお金になると」持ちかけられ、複数のクレジットカードで購入した。日本で鑑定してもらったら、粗悪な品だと判明した。 クレジットカードで支払いをしたが、金額を確かめずにサインし、控えを受け取らず帰国してしまった。日本に帰ってから、一桁多い金額の請求書が送られてきた。
- 高価なものを購入する際は信用のおける店を選ぶことが重要です。また、信用のある店であったとしても、品物をよく見て、クレジットカードを利用する場合は、金額などに間違いがないことをよく確認し、控えを必ず受け取ることが必要です。
こうした詐欺は、宝石に限らず、他の高級品を扱う店でも、同様の手口が見られます。
- 通りを歩く観光客の背後に数人の男が忍び寄り、人目が少なくなったスキを狙って、いきなり背後から腕を伸ばして首を絞め、パスポートや貴重品などを奪う。昼夜に関わらず、場所を問わず襲われることもある。
- 場合によっては、生命にも関わる危険な犯罪ですので、旅行中、一人で、あるいは少人数で行動する際には、怪しい人物に付け狙われていないか、常に前後左右に気を配ることに心がけましょう。万が一犯罪にあってしまったら生命の安全を第一に考えて行動しましょう。
- 片言の日本語で親族が日本に留学(就労)している、若しくはこれから日本へ行く等巧みに話しかけ、安心したところで、自宅にお茶、食事に誘い、金持ちの知人から絶対負けないトランプの賭で一緒にお金を巻き上げようと働きかけられる。これに応じると始めは大金を稼ぐが一挙に大きく負け、カード等で負け金を支払うよう強要される。特に東南アジア全域で被害が発生しています。
- 日本語で話しかけられても警戒心をもって安易に食事等に誘われないようにしましょう。
出発前には渡航先の最新情報を入手し、自分自身を守るための十分な知識を身につけておきましょう。外務省では、各国・地域の治安情勢や犯罪発生状況、さらには習慣や医療事情といった最新の「海外安全情報」を下記の方法で提供しています。是非ご活用ください。
このお知らせは「外務省」安全ガイドでご覧いただけます。