日英/ 英日翻訳養成講座で、キャリアに繋がる英語の底力を!
通訳・翻訳養成講座(ITP)は1985 年にカナダ政府により設立された、長い歴史を誇るプログラムです。
当初はカナダ国際開発庁が中国で行うプロジェクトのために中国政府関係者を通訳として養成する目的で創設されましたが、1993 年からは一般の中国語(北京語)話者にも門戸を開き、ITPとなりました。
日本語話者を対象にした日英コースは1999年に開講しました。これまでの31年間、ITP の画期的な教授法で実務に役立つ技術を身に付けた修了生の数は数千人にのぼります。
現在、中国語プログラムでは翻訳者、逐次通訳者を目指す有能なバイリンガルの方々すべてに通訳・翻訳養成のコース、プログラム、また翻訳のワークショップを開講しています。
ITP では言語、文化に関する徹底したトレーニングの他に、実習体験も行います。
日本語プログラムでは、春期と秋期の年2回、3ヵ月パートタイムの日英翻訳講座を開講しています。
地道な努力が要求される授業内容ですが、その分、しっかりとした英語理解の基 礎と、将来に繋がる翻訳力を培うことができます。
インターネットでだれでも気軽に情報を発信できるようになり、文字で表したコンテンツで世の中に存在感をアピールするという行為が今では日常的に行われています。
情報を文字で消費することが一般化していくのに従い、多言語間の文字コミュニケーションを橋渡しするという翻訳の出番はもっと増えていくでしょう。実際、職業スキルとしての翻訳に対する関心は、近年急速に高まってきています。
翻訳は、外国語の習得とはまた別の、ひとつの技能です。このワークショップは、実践的な課題を通して、業務翻訳とはどのような作業か、どういう鍛錬が必要なのかを実感を持って学んでいただくことを目的としています。
講座では、カナダで習得した英語力に実務的な切り口を加えたいという学生から、こちらで長く生活し就労経験もある移民の方まで、幅広い層の方達が一緒に学んでいます。最近では、ごく少数ながら英語ネイティブスピーカーの受講生もみられます。
修了生の中には、翻訳者コンテストで優勝した方、翻訳者として仕事を始められた方もおられますが、結果を出すことを急ぐ必要はありません。翻訳の道は継続学習です。興味をスキルに変えるための足がかりに、ぜひ受講してみてください。
教室でお会いしましょう!
J a p a n e s e / E n g l i s hTranslation Workshopの最大の利点は、12週間という比較的短い期間の中で、幅広い分野の翻訳を学べることです。ニュース記事、金融、取扱説明書、企業パンフレット、売買規約書など、様々な分野の翻訳に挑戦するので、翻訳に興味があるけど何から始めればいいのか分からない方、翻訳の経験があり他の分野の翻訳にチャレンジしたい方に最適な講座と感じました。翻訳に役立つ教材や本に関する資料を提供してくださり、翻訳専門の大学院、翻訳コンテストやイベント情報など、翻訳者として働くための様々な道を知れたことも貴重でした。現役で活躍されている先生が課題を添削し授業で解説してくれるので、自分の弱みを知ることができ、翻訳の楽しさを実感できる良い経験になりました。
日本と違って、カナダの大学の多くは、通常の大学の授業の他に「生涯教育」の一環として、一般の人が勉強できるように様々なコースを開講しています。例えば、料理関係、法律関係、金融関係などがあったりします。今回ご紹介しているのはSFUの翻訳コースのご案内です。これもそうした流れの中にあるプログラムです。夜間、週に1回の授業で、日英の翻訳を勉強するプログラムです。時間的にも無理のないように設定されていますので、英語力アップにいかがでしょうか。(なかむら)
お問い合わせ・体験入学フォーム