長かった雨の季節もやっと終わり、暖かな気持ちの良い気候になってきましたね。これからは、家族やお友達と外で過ごす機会も多くなると思いますので、子供に身体を使って思いっきり遊ばせましょう。そこで今回は、子供の運動能力についてお話させていただきたいと思います。
運動能力は、遺伝で決まるものではありません。まわりの大人がどう働きかけるか、すなわち生まれてからの子供の体験や行動によって得られる後天的なものです。また運動能力にも、脳の働きと同じように、年齢が低いほど楽に吸収でき才能を引き出せる『才能逓減の法則』が適用されます。ですから親の最も大事な役割は、体を動かして思いっきり遊ぶ経験をたくさんさせ、子供の得意なことや興味のあることをできるだけ早く見抜くことです。『これが好き』というものに、より早く出会えた方が才能の芽の伸びしろは大きいのです
そして、お子さんが「好きなもの」を見つけたら、親は子供の『サポーター』になりましょう。運動も他の能力と同じで『楽しい』というプラスの気持ちがないと上達は望めません。親が子供の限界を決めてしまったり、反対に過度の期待をしてしまうと子供に対してマイナスの言葉ばかりをかけてしまうようになります。常に前向きな言葉をかけ、子供の上達を信じて、一緒に喜び楽しむ気持ちを持ち続けてあげてください。
昨日より成長・進歩している何かをうまく見つけ、子供を褒められる親が、子育て上手な親です。プラスの言葉は、潜在意識に繋がる右脳と作用して、無意識に身体をコントロールし、その子の能力を最大限に引き出してくれるのです。