日英/ 英日翻訳養成講座で、キャリアに繋がる英語の底力を!
秋期 2019年9月10日~ 11月26日: 計12 回(火)18:30~ 21:00
翻訳養成講座(ITP)は1985 年にカナダ政府により設立された、長い歴史を誇るプログラムです。
はじめはカナダ国際開発庁が中国で行うプロジェクトのために中国政府関係者を通訳として養成する目的で創設されましたが、日本語話者を対象にした日英コースは1999 年に開講しました。これまでの期間にITP の画期的な教授法で実務に役立つ技術を身に付けた修了生の数は数千人にのぼります。講座は週1回夜間に行われ、翻訳技術、翻訳に不可欠なポイントを学びます。
本格的に翻訳を学ぶのは初めてという人はもちろん、既に翻訳業務経験のある人、実務業界で通じる英語力を高めるための勉強方法を知りたい人など、この講座の受講者は多岐にわたります。
この講座では翻訳演習を通して読解力、解釈力、調査力を鍛え、実務翻訳の基本を学び、すべてをリンクさせることで翻訳力を総合的に高めていくのが狙いとなっています。他にも時事ニュース、ビシネス、経済、契約書など、実務翻訳市場の需要を反映した多様なテキストの翻訳を経験できるという魅力もあります。
どの受講生も12 週間が過ぎる頃になると、英語2,000 語ほどの翻訳でも何とかなるという自信が持てるようになります。 地道な努力が要求される授業内容ですが、その分、しっかりとした英語理解の基礎と、将来に繋がる翻訳力を培うことができる講座と言えるでしょう。
厳しくはあるが将来のキャリアに直結する技術を身に付けたいなら、サイモンフレーザー大学は最高の選択といえるのではないでしょうか。
インターネットでだれでも気軽に情報を発信できるようになり、文字で表したコンテンツで世の中に存在感をアピールするという行為が今では日常的に行われています。
情報を文字で消費することが一般化していくのに従い、多言語間の文字コミュニケーションを橋渡しするという翻訳の出番はもっと増えていくでしょう。実際、職業スキルとしての翻訳に対する関心は、近年急速に高まってきています。
翻訳は、外国語の習得とはまた別の、ひとつの技能です。このワークショップは、実践的な課題を通して、業務翻訳とはどのような作業か、どういう鍛錬が必要なのかを実感を持って学んでいただくことを目的としています。
講座では、カナダで習得した英語力に実務的な切り口を加えたいという学生から、こちらで長く生活し就労経験もある移民の方まで、幅広い層の方達が一緒に学んでいます。最近では、ごく少数ながら英語ネイティブスピーカーの受講生もみられます。
修了生の中には、翻訳者コンテストで優勝した方、翻訳者として仕事を始められた方もおられますが、結果を出すことを急ぐ必要はありません。翻訳の道は継続学習です。興味をスキルに変えるための足がかりに、ぜひ受講してみてください。
教室でお会いしましょう!
Japanese /English Translation Workshopの最大の利点は、12週間という比較的短い期間の中で、幅広い分野の翻訳を学べることです。ニュース記事、金融、取扱説明書、企業パンフレット、売買規約書など、様々な分野の翻訳に挑戦するので、翻訳に興味があるけど何から始めればいいのか分からない方、翻訳の経験があり他の分野の翻訳にチャレンジしたい方に最適な講座と感じました。翻訳に役立つ教材や本に関する資料を提供してくださり、翻訳専門の大学院、翻訳コンテストやイベント情報など、翻訳者として働くための様々な道を知れたことも貴重でした。現役で活躍されている先生が課題を添削し授業で解説してくれるので、自分の弱みを知ることができ、翻訳の楽しさを実感できる良い経験になりました。
連絡先 E メール:caip@sfu.ca ウェブサイト:www.sfu.ca/japanese
515 West Hastings Street, Vancouver, BC V6B 5K3 ( ハーバーセンター)