“北のハリウッド”バンクーバーにGlobal Entertainment Vancouverが開校!

 「世界に通用するエンターテイナーを育てる」という目標を掲げ、東京を拠点として芸能事務所・学校を展開しているグローバルエンターテインメントカレッジ(GEC)は、この9月よりバンクーバー校Global Entertainment Vancouver(GEV)を開校する。これまでは、トライアル期間としてデモレッスンなどを行ってきたが、9月12 日g1から正式に第1 期のセッションが開講する。
 クラスは『Kids』(G1 ~ 5)、『Teens』(G6 ~ 12)、『Adult』(18 歳以上) があり、1 クラス8 人という少人数指導だ。講師を務めるのは、以前Oops!(2014 年8 月5日号『異業種クリエイター対談』)にも登場していただいた、バンクーバーで活躍する女優・吉田真由美さん。

 「実を言うと、いずれはこういうことをしたいと思っていました」と語る真由美さん。バンクーバーから、日本で活躍することを夢見る日系の子どもたち、逆に、日
本で『未来のハリウッドスター』を夢見る子どもたち。そうした異なるバックグラウンドの子どもたちにも、真由美さんならば日本語と英語を交え、個々のレベルに応じた指導が可能だ。日本語が第2 言語の子どもにとっては日本語の勉強になるし、英語が話せない子でも、日本語でのフォローがあるので大丈夫。
 「お芝居や演技のエクササイズを通して言語を学ぶというのは、すごいポテンシャルがあるんです。体や声を使ったり、言葉だけでなく色々な感覚を使いながら言語を覚えるというのは、赤ちゃんと一緒。だから身に付くのも早いんです」。

KIDS クラスでは、自己表現の可能性を増やしていくことを目標に、勉強という概念を取り払って言語を生活の一部にできるような指導をしていきたいという。
 また、Teens のクラスでは、将来の色々なオプションを提示しつつ、演技を中心としたアクティビティにフォーカスする。自意識が生まれてくると、恥ずかしいとか、これはやってはいけないこと…など心理的・社会的な要因で色々なドアが閉ざされていくもの。一方、いつでも感情や感覚をオープンにできるのが演者の仕事。そこで、自己表現に戸惑っている人も、逆にもっと発散したい人も、演技のスペースでは自由にやれる、そんなクラス作りを目指している。 

Adult クラスでは、役者を目指す人もそうでない人も、演技のエクササイズを通して自分を磨いてクリアにして、自分の中を見えるようにしていく。それによって、視野を広げたり自己発見に繋がるのだという。ワーホリや留学でせっかく来たのに、言語の壁などで思い描いたような経験や発見に出会うことなく、「とりあえず収まる」枠内で海外生活を終えてしまいそう…。そんな方にも、自己発見や伝達力を上げられるこのワークショップは最適だ。「どんな年齢の方でも、いつだって自分とチェックインする機会はあるんです」。

g2


こんな記事も読まれてます。