カナダ人「特需」に沸くタクシー・リムジン業界

「陸路」でアメリカから帰国するカナダ人には3泊4日のホテルでの隔離が必要はありません。そして、この「抜け穴」的な方法で「ホテル隔離」を避けるためアメリカからのカナダ人帰国者は「タクシー」や「リムジン」を利用して「陸路」カナダ入りをしている、と言うお話を先日させていただきました。

何せこの「ホテル隔離」にかかる費用は自己負担で$2,000に上りますが、国境越えのタクシー料金は約$300ほどで済みますのでどう考えても、負担額や「3泊4日」という時間的拘束を避けたくなるのはよくわかります。

【ロイター社の記事
バッファローにあるリムジン会社では、「カナダの利用客のおかげで運転手たちを呼び戻して再雇用することができた」と明かし、同社によれば、4月23日のフロリダからの到着便1便だけで、9人のカナダ人の利用客が別々に乗車してきたという話です。利用客はカナダの自宅まで乗っていく場合のほか、国境まで米国のタクシーやリムジンを使い、歩いて入国した後、カナダ国内で別のタクシーないしリムジンに乗るケースもあるそうです。

「抜け穴」的があるこの規制に対して、ケベック、オンタリオ両州の首相がカナダ政府に対して、陸路の国境越えにもっと厳しい措置を講じるよう要請している、とのことです。

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