<ケベックとプリンスエドワード島 文化の飛び地>
昨年5月にメープルシロップの話題でイースタンタウンシップスという街をご紹介いたしました。
このあたりはグルメ街道と名をつけても良い様なローカル産の豊富な食料にインスパイアされた創作料理、地ワイン、地ビールなどの魅力にあふれ、地理的にも恵まれています。ニューイングランドの魅力とフランスの優雅さを兼ね備えたイースタンタウンシップスの中心シャーブルックは、モントリオールから1.5時間、ケベック・シティから2.5時間、オタワから3.5時間、ボストンから4時間、トロントとニューヨークから7時間の距離と、有名観光地から比較的至便な位置にあるのも魅力です。
今年再度当地に訪れた際にアップランズ文化センター・ヘリテージサイトを訪問しました。
ここは、19世紀に英国系の家主によって建てられた邸宅跡で、当時の家主は英国に居た際の彼の最初の家「アップランズ」と同じ名前をこの建物に付与しました。19世紀後半まではイースタンタウンシップスが英語圏で、米国の南北戦争や独立戦争時にロイヤリストが多くこの土地に移住し開拓したことから、今でも近くに英国系の地名が多く残っています。アップランズは当時の文化を伝える貴重な建物であると同時に、カナダの寛容さを感じさせる場所でもあります。敷地内ではアフタヌーンティの提供もあります。
ここでとても興味深かったのが、建物の雰囲気がプリンスエドワード島で訪れたグリーンゲーブルスや、銀の森屋敷と言われるグリーンゲーブルス博物館ととても良く似ていたことです。更に「赤毛のアン」の作者モンゴメリの生家で見た「髪のオーナメント」をアップランズで発見し、ワープしたかのような気分になりました。イースタンタウンシップスのグルメな食べ物、そしてプリンスエドワード島の雰囲気と食べ物。纏っている雰囲気がとても似ているので、是非時間のある方は、イースタンタウンシップスを中心としたケベック州とプリンスエドワード島を同時期に訪れて頂きたいです。
文化的飛び地ともいえる両地を訪れると、カナダの奥深さが体の中をすり抜けていくのを感じられることと思います。
2022年も年の瀬になりました。2023年が皆様にとって良い年となりますように、お祈り申し上げます。来年もどうぞ宜しくお願いいたします。
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